また何もできなかった。

また今日も動けなかった。

そう思いながら布団に入る。

やりたいことは頭にある。

計画して完璧にしたのに、気づけばそんな自分を疲れませんか?

実はそれは怠け者だからじゃないんです。

意思が弱いからでもありません。

真面目で理想が高い人ほど陥りやすい心の仕組みがあると言われています。

動けないのは怠け者だからではない。

自分が勝利する姿を頭の中で何度も描きました。

そして心のどこかで確信していました。 

これだけで強く願っているんだから本気になれる。 

必ず強くなれるはずだ。

でも現実は違いました。

朝の時間になるといつも理由を探します。

今日は体調が悪い。

もっと完璧な計画を立ててから行こう。

その行動を明日に回し続けました。

年月が経ちます。

どうなったでしょうか?

はっきりと気づきます。 

自分の夢は行動しない自分を正しいとは

夢を語るほど現実は遠ざかっていたと。

ふと自分を重ねてしまった方はいませんか? 

転職したい。資格もっと健康になりたい。頭の中には素晴らしいな計画があります。

でも実際の行動は明日から。

その明日がいつまでも。

もしかして今だけがそんなにダメなのかなと思ってないのか?

これはあなただけの問題ではありません。

心理学研究による人とは目標を言葉にして話すだけで脳が満足してしまう傾向があります。 

頭の中でリアルに想像するだけで、脳内に快感をもたらす物質が分泌されると言われています。

なのに脳だけがやった気になってしまうのです。 

これを代的な達成感と呼ぶことがあります。

計画を立てるだけで脳は小さなご褒美を受け取ります。

その満足感が実際に動くためのエネルギーを静かに奪っていくのです。 

泥臭い稽古の苦しさよりずっと楽です。

未来の成功を想像する快感が今日の一歩を踏み出す力を食い尽くしていたのです。

そしてここにもう1つの思い込みがあります。

やる気が出たら行動しようはよく考えますよね。

でも心理学研究ではその順序は逆だと考えられていました。

ドイツの心理学者クレペリンが提唱した作業興奮という概念があります。

人はまず行動を始めることで脳が刺激されます。

そして後からやる気や集中力がついて来るというものです。

やる気は行動の原因ではありません。

行動の結果、こんな経験はありませんか?

勉強や仕事を始める前は机に向かうのがとても重い。

でも5分だけと手をつけると気づけば1時間集中できていた。

走り出す前の一歩が1番しんどい。

でも走り始めると徐々に体が温まり気持ちよくな来る。 

動くから気持ちが動く。

感情が先ではなく、行動が先。

これが私たちの自然な働きです。

やる気を待っていてもなかなか来ません。

でも動き始めるとやる気の方からやってくる。

これが決まると今日もやる気が出てくる。

自分を責める必要はありません。

今日からできる一番小さな約束の作り方

この生き方は現代の改善の考え方と深く関わっています。

いきなり人生を激変させるのではありません。

ごく小さな改善を毎日少しずつ、なぜこれが心に良い。

私たちの脳は大きくすぎる変化を前にすると無意識に抵抗しようとします。

起きないレベルまで行動の心構えを下げることが有効なのです。

想像してみてください。 

稽古が面倒な修行生がある日こう決めます。

たった一度だけすぶりをする。

眠い日も雨の日もその1回だけ続けました。

最初はぎこちなかった少しずつ自然になります。 

体感が安定し、基礎体力が気づけば1回が3回になり、10回になってました。

もっと大きな変化は心の中にありました。

自分は決めたことを守れるという感覚が。

あなたは今のままで十分素晴らしい。

静かに育っていったのです。 

心理学ではこれを自己有効感と呼びます。

やると思えばできるという感覚です。 

この感覚が育つと新しいことにも挑戦し、失敗しても立ち直りやすくなります。

小さな約束を守り続けることがその感覚を育てる。

そして次の行動をこれが小さな改善の本当の力です。

ここで少し現実的な話をさせてください。

仕事、家事、育児、人間関係。

毎日を達成するだけで、私たちはもう十分疲れています。

今の社会は効率と成果を強く求めます。 

完璧な状態になってから始めようと思うのは心を守るための当然の防衛反応です。 

失敗したくない。

無駄な努力はしたくない。

その向こうには真剣に生きているような繊細な心あります。 

立ち上がるとはその弱さを否定することではありません。 

怖さやめんどくささを感じながらも1番小さな一歩だけは踏み出すという静かな勇気のことです。

いつまでも言ってるから勝負できないと。

何度余裕ができたら、もっと自信がついたら、そう待ち続けているうちに人生の大切な時間は確実に過ぎていきます。

では今日から何をすればいいのか?

1つだけやりたいのに始められていないことを言ってください。

英語を勉強したいなら毎日1ページだけ開きます。

運動したいなら1分だけストレッチする。 

部屋を片付けたいなら1日1個だけ元の場所に戻ります。 

ポイントはずっと疲れていても絶対にできるレベルまで下げることです。 

そしてその小さな行動ができた日は自分をきちんと認めてください。 

たった1分しかできなかったではありません。

今日も自分との約束を守られて褒めるのです。

自己批判は自己行動力を求めます。

でも必要は明日への意思決定力になります。

できた自分を認めることが次にできる自分を育てるのです。

最後に1番大切なことを教えます。 

あなたがこれまで動けなかったのはしばらく怠惰だからではありません。 

自分の目標に真剣に向き合いたかった結果、完璧を求めて見続けていただけです。 

その真剣さはあなたの弱さではありません。

やりたいからやるのは誰にでもできます。

本当の強さとは気分が乗らなくても1番小さな一歩だけは踏み出す姿勢にあります。

やる気を待つのはもう終わりにしましょう。 

完璧な条件も必要ありません。

自分にできる1番小さな約束を1つだけ決めてみてください。

そのささやかな一歩が数ヶ月、数年後の人生を確実に変えていきます。

今日までのあなたはダメな自分ではありません。 

まだ方法を知らなかった自分が今日ここでその方法に出会った。

あなたのペースであなたの改善の道を。

明日も1番小さな約束だけを静かに守ってくださいしてください。

その一歩一歩があなたという人間の本当の強さになっていきます。