高齢者向けの栄養講座で耳にする 合言葉 「さあにぎやか(に)いただく 」
10 の食品群の頭文字をまとめたものでこれを用いた指標は「食品摂取の多様性スコア (DVS )と呼ばれる。
高齢者の低栄養予防にどう生かすか。
1日3食をとるとき、10食品群を意識してください。
体重減少を防ぎ、虚弱予防につなげる。
10の食品群は 魚、油 、肉、牛乳、野菜、 海藻、 イモ、 卵 、大豆、 果物 。
DVS はその摂取頻度から食の多様性を評価する。
スコアが高いほど栄養素の摂取量も多く、身体・ 認知機能の低下を抑えられるとされる。
女子栄養大教授の新開省二さんはDVSの開発に関わってきた一人だ。
チェック表を記入することで意識が高まり、さらなるスコアアップが狙えるようになる。
DVSは1990年代に開発された。
普及につながったポイントとして挙げたのが、「にぎやか」という言葉が含まれる点だ。
孤独ではなく、誰かと楽しく食べましょうという目的がある。
だが、物価高の中、高齢者が10品の食品群をそろえるのは簡単ではない。
タンパク源ならば、相対的に低価格な鶏胸肉や卵を薦める。
カット野菜や冷凍品、缶詰は食品ロスになりにくく、その活用も提案する。
チェック表をインターネットでダウンロードしてプリントしたり、無料のスマホアプリ「バランス日記」を活用したりして食事を記録し、まず一日平均7品目以上を目指すことを勧める。
老化自体は抑制できないとしつつ、栄養摂取を大切にし、元気な体を心がけてほしい。