引きこもりの子が将来生活費をどう工面していくか?
高齢の親たちが自らの死後に備え、対策をする必要がある。
国の推計では引きこもりの人は全国に146万人。
中でも親が80代、ひきこもりの子が50代となり、生活が困窮する「8050 問題」は深刻だ。
親が高齢化し、子どもの将来に不安を募らせる中、資産や将来の収支を具体的に計算してほしい。
一度にお金を受け取ると浪費してしまうケースが多い。
引きこもりの人が親亡き分後も計画的にお金を使えるよう、子が受け取る障害年金を加味し、将来いくら必要になるかは怖くて計算できず、親が亡くなった後どのくらいもつのかと「8050 問題」は切実だ。
子どもを無理やり外で働かせようとするのはトラウマを招き逆効果だ。
代わりに親子で先々の家計プランを話し合うことを促し、ただ働けというより具体的な数字を示すことで、子もちゃんと向き合ってくれると思える。
安心でき、社会参加の一歩となる。
埼玉県のNPO法人「KHJ埼玉けやきの会家族会」は2018年に子どもに残す資産の計算方法や障害年金などの制度を紹介した冊子「親亡きあとの子のマネーぷらん」を発行。
特定非営利活動法人KHJ埼玉けやきの会家族会
https://khj-keyaki.com/
田口ゆりえ代表理事は、自の死後を具体的に考えて、不安が解消できた経験がある。
お金のめどがつけば、親も余裕を持って子に接することができる。
まずは預貯金や不動産住宅ローンなどの家族の資産や負債を洗い出し、いくら残せるかを計算する。
引きこもりの子に多く相続するなら、他の兄弟の理解を得る必要もある。
次に、引きこもりの子が一人で暮らす収支プランを考える。
親の遺産に加え、本人の年金を頼る例が多い。
生活保護も選択しだが、貯金残高が多ければ受給できない。
ごく短時間でも働けばプランは強固になる。
曖昧にしておく親が多いが、元気な時から現実を見る覚悟は必要だと思う。
親が元気な時からの対策は重要です。