楽天モバイルですが通話無料と聞くと中には裏があるんじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思います。
まず通話無料の楽天リンクの概要について解説します。
楽天モバイルを契約すると楽天リンクを無料で使うことが可能です。
追加の申し込みは必要なく、楽天リンクのアプリをインストールすれば使えます。
楽天リンクのアプリを使って電話をすれば、ご自身の今お使いの電話番号から変わらずに固定電話にかけても無料、他社の携帯電話にかけても無料です。
お店の電話なども楽天リンクを使えば完全無料です。
無料電話には通話時間の制限もないのでたくさん電話する方にも安心で、他社にはない楽天モバイルだけど、画期的なサービスで他社回線でかけ放題オプションをつけた場合1500円以上かかるのもあります。
楽天モバイルの場合、最低月額料金は1,078円。
1,078円だけで通話無料、かけ放題の楽天リンクが使えてデータ通信も利用できます。
ちなみに楽天リンクにはパソコン版もあります。
スマホと同様に無料通話ができるため、パソコンで作業をしながら通話をしたい方や長時間電話する方にもおすすめです。
楽天リンクは海外から日本への通話も無料で、対象65の国と地域からであれば日本国内へ無料で電話がかけられます。
楽天リンクはデータ通信を使って通話を行いますが使ったデータ量にはカウントされません。
データ利用量を気にせずに日本でも海外でも長時間電話をすることが可能です。
また楽天モバイル公式のメールサービス楽メールも無料です。
メールアドレスを設定後すぐに利用可能、これだけで楽天リンクのアプリ内でメールアドレスが無料で使えます。
このように楽天リンクのアプリでは無料の電話だけではなく、楽メールのメールサービス、他にも楽天リンク内の限定キャンペーンクーポンの情報を確認してお得に楽天ポイントを貯めることができるスーパーポイントスクリーン、楽天ポイントが毎日貯まるミッションなどポイントをお得に貯めることも可能です。
とにかく楽天ポイントが欲しい方にも楽天リンクはおすすめです。
そして楽天リンク AIのサービスも2024年10月31日に追加されました。
楽天リンク AIとは、今話題のAIに趣味、旅行、仕事のアイディアなど何でもチャット形式で聞くことができる無料のAIサービスです。
通話無料でかけ放題だけではなく、各お得なサービスも増え続けているのでメリットも大きいと思われる方もいらっしゃるかと思います。
ただデメリットや注意すべき点も複数あります。
比較をすると通話の品質が悪い点です。
楽天リンクの通話品質はスマホに最初から入っている標準の電話アプリに比べると悪くなる場合が多いです。
周辺の電波状況によっては音が途切れる可能性もあります。
なぜなら楽天リンクは「RCS(Rich Communication Services)」という規格を使った新世代のコミュニケーションサービスです。
簡単に言うとSMSを進化した新世代のサービスを採用しているためです。
このRCSはコストも大幅に抑えることができるため、海外ではこのサービスを利用する会社も増えています。
楽天モバイルは日本で初めてRCSを導入してコストも抑えたことで、無料通話がかけ放題のサービスを実現しました。
通話無料を継続できているのはこのような理由があります。
そしてRCSではこれらの機能を使うことができます。
楽天リンクではこの中でもIP音声通話という機能を利用して通話を行います。
IP音声通話とはスマホ標準の電話アプリとは異なり、インターネットの回線を利用して通話を行います。
そのため電波が弱いエリアから楽天リンクで電話をする場合、通話の品質も悪くなる特徴があります。
エリアによっては通話品質も悪くなる可能性がありますのでご注意ください。
楽天リンクを試してみて、通話の品質に不満がある方は標準電話で15分かけ放題のオプションを検討してみてもいいかもしれません。
15分以内の国内通話が何度でもかけ放題でSMSも送信し放題です。
楽天リンクのデメリットに楽天リンクをiPhoneで使う場合、Androidと比べて制限が多い点でまず楽天リンクのSMSで制限があります。
楽天リンクSMSは受信、送信ともに無料でそれは大きなメリットですが、iPhone ユーザーの方は相手も楽天リンクを使っている時しかSMSを使うことができません 。
そのためiPhoneユーザーで相手が楽天リンクを使っていない場合、標準のSMSでやり取りをする必要があります。
楽天リンクのSMSは無料ですが、標準のSMSは有料のため注意が必要です。
また電話の着信時もiPhoneには制限があります。
iPhoneの場合、相手が楽天リンクからかける電話は自分も楽天リンクに着信の履歴が残ります。
ただ楽天リンク以外から着信があった場合、緑色のiPhoneの標準アプリに着信が残り、楽天リンクアプリには着信の履歴が残りません。
発信の履歴は残ります。
例えば、相手が楽天リンク以外の固定電話から電話をかけた場合、自分にはiPhone標準の電話アプリに電話の履歴が残ります。
そのため電話を受けた後、間違えてiPhone標準の電話アプリで電話を発信しないようにしましょう。
iPhone標準の電話アプリで発信をすると30秒ごとに22円かかるので注意が必要です。
対策としてはiPhoneのホーム画面、目立つ場所に楽天リンクのアプリを置いておくのがおすすめです。
そして電話の着信があった場合、通話料はかかりませんが折り返しが少し面倒です。
楽天リンクで折り返しをする際は以下の3ステップで行うのが一番簡単です。
1 着信履歴の iマークをタップ
2 発信をタップ
3 リンクをタップ
この3ステップで折り返しをするのが一番おすすめです。
標準アプリの履歴から番号をコピーして、楽天リンクのアプリに貼り付けて発信をするのが面倒だという方は、この3ステップで折り返しをすれば作業時間も減ります。
この方法を知らない方も多くいらっしゃいますのでiPhone ユーザーの方は是非ご活用してください。
1日3、4回しか電話はしない方であれば特に問題もないかと思います。
楽天リンクで電話をかける際、いずれかの条件に該当する場合、非通知になる時があります。
まず wi-fi 回線に接続している時は非通知になる可能性がありますが、wi-fi 回線を利用している時でも楽天リンクで発信をすることが可能です。
ただ楽天モバイルの電波には接続せず、wi-fi 回線に接続して発信している時は相手側への電話番号の通知が非通知になる可能性があります。
公式ページにもこの非通知の件は同様の記載があります。
非通知にならないためには、楽天リンクの設定画面で通話時に優先的にLTEに接続するをオンにしておくと非通知になりにくくなります。
Androidだけが設定できます。
ただ優先してLTEに接続するをオンにしても、楽天モバイルの電波が弱いエリアの場合 wi-fi が自動で接続される時もあります。
その場合、楽天リンクで電話をしても非通知になる可能性があります。
そのため確実に相手電話番号を伝えたい場合、wi-fi をオフにして楽天リンクで発信をするのがおすすめです。
このwi-fiをオフにするという対策をすれば基本は非通知になりません。
またデュアルSIMに二つの回線を契約している場合、他社回線に接続して楽天リンクで発信をすると非通知になる可能性があります。
楽天モバイルではなく他社回線に接続していても、楽天リンクで無料通話ができるのは大きなメリットですが非通知になる可能性があるので注意が必要です。
非通知を避けたい場合は、楽天モバイルの回線に接続して楽天リンクで発信をする対策が必要です。
楽天モバイルは料金も安く通話も無料なのでデュアルSIMとの相性は抜群ですがこの点だけは覚えておきましょう。
楽天リンクは発信できない電話番号がある。
楽天リンクには発信できない電話番号がある点です。
特に110番のような緊急通報用の電話番号、0570から始まるナビダイヤルには楽天リンクのアプリから発信ができないので注意が必要です。
標準の電話アプリから発信をする必要があります。
楽天リンクを海外の電話番号へかける時は有料になる点です。
楽天リンクは日本国内は完全無料で通話できますが、日本から海外また海外から海外へ電話をかける時は有料になるので注意が必要です。
海外から日本の電話番号へかけるときは無料ですが、海外の電話番号へかける時、国 地域別の料金が発生します。
また海外へ電話をたくさんする方は980円で国際通話がかけ放題のオプションもありますので、検討してみてもいいかもしれません。