特別な存在になるためにはどうすればいいのか。
一度は考えたことがあると思います。
自分以外の誰かでも歩めるような人生ではなく、自分でしか成し遂げられないことをする人生を歩むにはどうしたらいいのでしょうか。
99%のその他大勢ではなく、1%の人間になるためには何が必要なのでしょうか。
そのためのマインドセットについてお話します。
多くのインフルエンサーが1%になる方法を発信しています。
このルーティンを行えば成功1%に入ると主張するインフルエンサーもいます。
彼らの言う通りにその習慣を試してみる人も多いでしょう。
その行動自体は間違いではありません。
ですが習慣を取り入れるだけでは不十分です。
確かにこれらの習慣を実践すれば脳を最適化する助けにはなりますが、それだけで成功するわけではありません。
例えば、早起きをするという習慣を考えてみましょう。
よく耳にする 良い習慣です。
しかし、朝5時に起きている人が1%に入るでしょうか。
そうではありません。
他にも目標を持つことこれもよく耳にします。
あなたにも何かしら目標があると思います。
目標を持っている人が全員上位1%というわけではないんです。
インフルエンサーが唱える完璧なルーティンをこなしても1% 内に行くことはできないんです。
私たちが思い浮かべる成功者たち、彼らは私たちが想像するような完璧なルーティンを実行してるわけではない。
世界中の成功者たち全員が、毎日5時に起きているわけでもなければ、筋トレをしているわけでもありません。
お酒やタバコを楽しんでいる人さえいます。
それでも彼らは成功を収めている。
それはなぜでしょうか。
それは基盤となるマインドセットが違うからです。
そのマインドセットは違う結果に導いているんです。
このマインドセットを持った人はその他大勢とは違う人生を歩むことになるでしょう。
1%の人間になりたいなら99%の人間と違う行動を取る。
これはシンプルで当たり前のことですが、このマインドがなければ自己啓発や生産性向上のテクニックを使っても1%の人間になることはできません。
なぜなら行動が99%のその他大勢と同じだからです。
1%側になりたいなら、1%側の行動を選択する必要があります。
99%の人々が行く道を選ばないということです。
このマインドセットを持たなければいけません。
ではどうしたらいいのか?
それは次の3ステップです。
1 常識を疑う
2 正しく逆張りする
3 それを貫き通す
この3ステップです。
まず1つ目のステップは常識を疑うということです。
ずば抜けた成功は非常識の中にあります。
世間ではいい印象がないもの、みんなが怪しいと思うもの、誰もやりたいと思わないもの、その中に将来を分けるものが眠っている。
例えば、お持ちのスマートフォン、iPhone が日本に登場した時、多くの人々はこんなボタンがない、よくわからない機械を誰が使うんだと言っていました。
しかし今ではスマホなしの生活を想像することは難しいです。
現在の常識が10年後には非常識になっていることも珍しくありません。
常識とは多くの人が信じているものであり、必ずしも永遠ではないんです。
99%の人が信じていることをあえて疑う姿勢、まずは常識を疑ってみることから始めましょう。
二つ目は正しく逆張りするということです。
Apple の創業者スティーブジョブズはインターネットが普及する前から全ての家庭に PC が普及することを確信していました。
当時パソコンの普及を予想する人はほとんどおらず、多くの人がありえないと思っていました。
しかし、現在はジョブズの予想通りになっています。
Amazon の創業者ジェフベゾスは人々がネットで注文する時代が来ることを確信していました。
しかし、ネットで物を買うなんて怖いと多くの人が思っていました。
でも現在ではほとんどの人が実店舗ではなくネットで注文することが多くなっています。
他人が疑っていること、怪しいと思っていること、笑われるようなことでも自分が正しいと信じるものを見つけること。
これが正しい逆張りです。
ただ厳しい現実としてほとんどの逆張りは間違っています。
過言ではないかもしれません。
このステップが最も難しく、他の人々が怪しい間違っていると思っている中で、自分だけが正しいと信じられる場所にかけることができるかが大事だと思います。
ただしその選択は合理的でなければいけません。
常識を疑ったらその中から正しいと確信できるものを選び逆張りしてみましょう。
そしてステップの3つ目はそれを貫き通すことです。
他の人が間違っていると感じる中で自分が正しいと思えるものを選んだら具体的に行動に移すことが求められます。
現在 1% 側にいる人たちはこの逆張りを続けてきた人達です。
周りからどれだけ馬鹿にされようとも自分だけはできると信じた人たちだけが1%に行けるんです。
大切なのは他人から馬鹿にされようとも、他の人と違う選択をする勇気です。
私たちが成功者を見る時、往々にしてルーティンなどの表面的なことに注目しがちです。
彼らが何時に起きて、どんなサプリを飲んで、バックに何を入れているのか、こうしたことばかり気にしてしまいます。
なぜ多くの人々がそれに注目してしまうのか?
それは報道が模倣しやすいからです。
スティーブジョブズが毎日同じ服を着ていたというのは有名な話ですが、彼が成功したのは毎日同じ服を着ていたからではなく、99%の人が選ばない企業という道を選び iPhone という他の人が信じないアイデアを信じ、それを実行したから成功したのです。
しかし私たちは成功者たちの真似をすれば成功できると勘違いしがちです。
もちろん行動や習慣も大切です。
結果を出したければ行動しなければいけません。
しかし、ネットにある情報はこの3つ目の表面的な行動に関するものばかりです。
テスラのイーロンマスクはこの本を読んでいた。
オープン AI のサム アルトマンはこのサプリを飲んでいる。
こうした表面的な情報ばかりが注目されがちです。
多くの人は根幹ではないテクニックにばかり気を取られ、これを飲んでは集中力が上がる。
スタンディングデスクで作業するといい、筋トレをすれば成功できるといったことばかりに目がいってしまいます。
その結果は99%側のまま10年20年と時間が過ぎて行ってしまうとはいえ、ほとんどの人はそれを理解していても他人と違う行動を取ることができません。
最初は取れずにいたとしても世間体や友人の影響、誰かに心配されたりし、次第に周りに流されていってしまいます。
平均より少し上の優秀な人になりたいなら、今のままのマインドで習慣を続ければいいですが、同世代より圧倒的な結果を出し、他の人が羨むような存在になりたいのであれば、ルーティンをこなすだけでなく、成功者の基盤のマインドを理解する必要があります。
1% 側の行動は常識とはかけ離れてることも多いので馬鹿にされがちかもしれません。
しかし、みんなが馬鹿にする道にこそ莫大な利益があるんです。
周りに流され世間体を気にしていては大きな成功を収めることはできません。
ただいきなり常識を疑え、逆張りをしろと言われてもほとんどの人は難しいと感じるでしょう。
今まで常識を疑ったことがない人が突然常識を外す。
選択をするのは困難です。
そのため、まずは様々な知識をインプットし、少しずつ常識を外す訓練を始めましょう。
なぜなら無知な状態で逆張りをするととても危険だからです。
インプットが不足している人は視野が狭くなってしまっています。
そうなると逆張りはおろかひとつの選択しか思いつかなくなってしまいます。
一方でいわゆる頭がいい人たちは様々な知識をインプットしているため視野が広いんです。
こういう選択肢もあるなとか、逆にこういうアプローチもあり得るかもしれないなといった仮説を立てられます。
だからこそこういった人たちは常識外の選択もできるんです。
成功法を知った上で逆張りするのと成功法も知らずに逆張りするのとでは大きな違いがあります。
たくさんの知識から導き出される合理的な視点によって、正しく逆張りできるからこそ成功しているんです。
なので、まずは知識をインプットして合理的な逆張力を身につけましょう。
普段から知識をインプットしていると自然に頭がアップデートされ、普段の生活の中でもこれまだ注目されてないけど実は大きな可能性があるんじゃないかなに気づけるようになります。
1% 側に立つ選択が自然にできるようになるんです。
知識によって視野が広がり、今まで見えなかった道が見えるようになるわけですねですから、まずは知識をインプットすることが大切です。