金持ちになりたければ金持ちの脳をインストールしなければならない。
そして貧乏脳を捨てなければだめなのだ。
洗脳によって、いかに私たちの生活には無駄が多かったかを知れば、捨てることによって金持ち脳に繋がり、本当の豊かさに満ちた金持ち人生が謳歌できる。
金持ちになりたければ、今まで培ってきた貧乏脳を捨てて金持ち脳をインストールしなければならない。
現在、日本はますます景気が落ち込み、多くの人がお金がない、すなわち、自分は貧乏であるという感覚を持っている。
日本はお金持ち=幸福という図式がインプットされ、お金持ちでないと恥ずかしい。
お金持ちでないと生きている価値がないといった極端な考え方が蔓延しております。
これは政府がマスメディア、広告代理店などを介して行った貧乏脳への洗脳であります。
すべての人がもっと意識的にIQをあげて、政府や広告代理店などの恣意的な考えを察知し、その考えをいち早く捨て去り、その裏に隠されている事実を見極める力を持つことが貧乏脳からの脱出方法。
つまり、金持ち脳をつかむ方法なんです。
まず私たちが持つ貧乏脳は自分で作る2つの脳からなっているんです。
1つは不満足脳、もう1つは低自己評価脳であります。
貧乏脳にしても金持ち脳にしても、生まれながら備わっているものではなく、自分で作るものなんですね。
自分が貧乏なのか、金持ちなのかを判定する場合、私たちはそれを収入と支出のバランスで考えます。
すなわち収入よりも支出の方が多ければ貧乏、支出よりも収入が多ければ金持ちということになります。
だからこの収入と支出のバランスが取れていて、プラスマイナスゼロならば貧乏でも金持ちでもありません。
収入から支出を差し引いたその答えが常にマイナス状態であることを貧乏状態と考えれば、貧乏でない状態は 0 あるいは プラスであることです。
そうすれば貧乏ではなくなるという極めて単純な式が成立する。
つまり、たとえ収入が低くても支出が少なければ金持ちです。
高収入を得ていても支出が多ければ貧乏なんです。
問題は収入にあるのではなく、支出にあるんです。
ここのところを抑えておかないと問題が見えてきません。
なぜならば、不満足脳は収支のバランスの崩れから生まれるからであります。
貧乏脳の要素である不満足脳を持っていない。
低収入にもかかわらず満足している。
それに対して不満足脳は満足していません。
収支のバランスが取れていなくて支出が優先しているからであります。
高収入があるにもかかわらず満足できない場合もあるんです。
その理由は簡単で、私たちは満足はお金で買えると思っているからです。
お金が払えること=満足あるいはお金を払うこと=ものやサービスを手に入れることという勘違いをしているんです。
しかし物やサービスを買う場合、お金がいる場合といらない場合物があって、お金がいらない物やサービスというのは実はたくさんあるんです。
入りが少なくても貧乏に見えない人はお金がいらない物やサービスをうまく利用しているわけです。
そして自分が貧乏であることを認識している貧乏脳はもうひとつ自分には金を稼ぐ能力がないことを自覚するという低い自己評価をしているんですね。
稼ぐ能力がないから貧乏に甘んじなければならないと考える。
金を稼ぐ能力がないから、大企業の会社員になりたがる。こういう人々を自己評価が低い人と言います。
それに対して自己評価が高い人は年収が少なくてもその気になれば、稼げる人間であるという自信を持っている。
その気がないだけなのです。
例えば、コンビニでフルタイムの働き方をすれば、それなりの収入が得られますがそういう働き方を嫌います。
自己評価が高く、より効率のいい働き方ができると考えているからであります。
貧乏脳はこうして不満足脳と低自己評価脳の二つの脳が生じることで形成されていくものであります。
貧乏脳、金持ち脳とは持っているお金の絶対量の問題ではありません。
持っているお金に対して使っているお金がどのくらいかということなんです。
昔に比べると持っているお金の絶対量においても暮らしの便利さにおいても、今の方がはるかに豊かであることは明らかです。
それにもかかわらず金がないと私たちは嘆くでしょう。
貧乏を脱して金持ちになりたいという。
なぜでしょう。
これも単純で欲望が増えたから貧乏感が増している。
お金が減ると貧乏になるんじゃありません。
欲望が増えると貧乏になるということであります。
こうした欲望の増幅があらゆるところであらゆるものについて生じているんです。
だから今の日本人は大金持ちなのに実際は貧乏なんです。
欲望がどんどん膨らんで、それにますますお金がかかるようになっているからみんなお金がないと感じてしまうんです。
本当はお金なんてなくても、十分に豊かな生活を享受できているはずなんです。
家でネットに繋がっていて Netflix が見れるだけで、YouTube が見れるだけで、昔に比べればエンタメなどは充実しているはずです。
YouTube が見れるだけでも、昔の人から比べればそれで十分だったはずですよね。
社会が豊かになるにつれ、もっともっとを求める欲望がどんどん膨らんで、お金があるにもかかわらず、そういう欲望にお金を使ってしまい、私たちはいつもお金がないと感じるわけなんですね。
ですから貧乏になるのは欲望が増えた時です。
お金が減ると貧乏になるのではありません。
このことをしっかりと抑えておいてください。
ではどうすれば脱出して金持ち脳になれるのでしようか。
金が減るから貧乏になるのではなく、欲望が増えると貧乏になると言いました。
この裏を返せば 金持ちになるのは簡単なことです。
貧乏脳につながる欲望を何とかすれば、たとえ月収20万円、年収300万円足らずでも金持ち脳にできます。
金持ちか貧乏かそれは収入の多い少ないではりません。
金の入り=収入、金の出=支出の関係です。
金持ち脳になるための一番重要なのは収入を増やすことではなく、支出をコントロールすることであります。
例えば 月収20万円でも月の支出が18万円の人は金持ち脳でございます。
一方で月収が1000万円でも支出が月に1200万円の人は収入が人より多くても貧乏脳ということになります。
あなたの周りも高給取りなのになぜかお金がないという人がいませんでしょうか。
要するに収入が優位の人は金持ち脳、支出が優位の人は貧乏脳それだけのことなんです。
ではなぜ支出をいつもコントロールできないのでしょうか。
それは世の中には貧乏脳を増幅する仕掛けがあるからです。
テレビなどの各種メディアと広告業が私たちを消費行動に走らせるからであります。
大手広告会社が人の欲望を増幅させ、消費行動に走るようあの手この手で物をアピールしているからです。
それに日々触れていると知らないうちに脳が洗脳され欲望がどんどん増幅してしまうんです。
結果必要のないものを買いに走り、収入以上の支出をしてしまうのです。
ではそんな欲望を刺激してくる広告から逃れるにはどうすれば良いでしょう。
最も簡単な方法はテレビを捨てることだと言います。
テレビさえ見ていなかったら、断じて支出優位にはならないと言います。
テレビを見ることによって、本当に必要だから買っているんではなくて、無意識のうちに欲しいと思い込まされて買っているんです。
あなたの欲しいと思うものの大半はテレビが決めているんですね。
そしてテレビを捨てる以外に支出をコントロールするための方法があります。
それはものを買うときにその値段は機能についたものか、装飾についたものか、自問自答することです。
先ほども言った通り、テレビや広告によって私たちは必要でないものを本当に必要だから買っていると思い込まされているんです。
そして大抵、テレビや広告ではデザインとかブランド品といった装飾がついたことによって値段が高くなっているものが洗練されるんです。
機能は大して変わらないのに見た目がいいとか、ブランド品であるとか、そういった理由で物の値段というのはつり上がっているわけです。
だからテレビや広告に踊らされないためには物を買う時にその値段は機能についたものか装飾についたものかこのことをいつも自問自答してください。
言い換えるのならば物を買う時には機能以外を一切求めないということです。
無駄に高いブランド品の時計やバックを買うのではなく、頑丈で長持ちして機能が良いものを買うということです。
そのようにして少しずつ自分自身の支出をコントロールしていかなければなりません。
ここで注意したいのは別に物欲があること自体を否定しているわけではないということ。
物欲を否定しているわけではありません。
物欲がメディアの洗脳によって生まれている。
だから 本当に得たい情報があるならば、本当に欲しいものがあるならば、テレビを消して自分で能動的にその情報を取りに行けばいいんです。