スマホの地図アプリを使っていて、建物や地下に入ったときに、電波が繋がりにくくなったという経験をしたことがありませんか。
特に初めて訪れる場所で、マップアプリを頼りに移動している状況では焦ってしまう人も多いはずです。
電波が繋がらないと使えないと思われがちなマップアプリですが、googleマップではそんな状況でも快適に地図が見られる「オフラインマップ」が搭載されています。
この機能はデータ通信量やバッテリー節約にも役立ちますから、地図アプリを使っているときは通信料が気がかりという人でも便利に使えます。
Googleマップをオフラインでも使う方法を紹介します。
オフラインマップを使うメリットですが、電波が繋がらなくても地図が使えるというのはもちろんですが、オフラインで地図を使うことにはさらに大きなメリットがあります。
バッテリー消費量の節約とデータ通信料の節約というのも、地図アプリは必然的に使用時間が長くなるものです。
特にスマホをナビ代わりにして、車で遠出する場合では何時間も連続してアプリを使い続けることもあるでしょう。
長時間にわたってインターネット接続をしていると、データ通信量はもちろん、バッテリー残量もあっという間に減ってしまいます。
googleマップをナビゲーション代わりに使う機会があるという人にお勧めしたいのが「オフラインマップ機能」です。
一度、wi-fi に接続した状態で指定したエリアの地図をダウンロードすれば、その後は通信の良し悪しに関わらず、場所や経路の検索を速くすることが可能になります。
Googleマップをオフラインで使うには、事前にマップの見たいエリアをダウンロードする必要があります。
この段階では、まだインターネットに接続している必要がありますから、wi-fi 環境のある場所で作業するのがお勧めです。
Googleマップをダウンロードする手順を紹介します。
googleマップを開き、いつも通り検索欄に調べたいエリア名を入力して検索します。
この時、普段であれば住所まで細かく指定して、地図を見ることが多いと思いますが、オフラインマップをダウンロードするときには、ざっくりとエリアを縛ることをお勧めします。
検索結果が表示されたら、画面下半分に出てくるポップアップを選択して、大画面に切り替えましょう。
画面右上には、3つの点が並んだメニューアイコンが現れますから、こちらをタップします。
項目から「オフラインマップをダウンロード」を選択しましょう。
すると「この地域の地図を取得しますか?」と書かれた画面になりますから、マップのダウンロードしたいエリアを青枠に合わせて「ダウンロード」を選択、オフラインマップをダウンロードする手順は以上です。
ダウンロードしたオフラインマップを使うには特別な操作は必要ありません。
通常時と同じようにスポットを検索していて、通信速度が遅い場合や圏外になったときに、自動でオフラインマップに切り替わり、スポットの検索やナビゲーション機能が使えます。
実際にその挙動を確認してみましょう。
スマホを「機内モード」にして、マップを見てみます。
オフラインマップをダウンロードしていないエリアを拡大していくと、国道や高速道路など大きな道が通っている場所は大まかに表示されます。
オフラインマップをダウンロードしたエリアを拡大してみると、先ほどとは異なり細かい区画まで表示されています。
マップをダウンロードした地域としていない地域でかなり見え方に違いがあることがわかります。
またオフラインマップでは、通常と同じくナビゲーション機能も使用可能、これは特に車移動が多い人にお勧めの使い方です。
というのもオフラインマップでは、当然ながらできることに限りがあります。
特に目的地までの道順を音声で案内してくれるナビは使えないかと思いきや、車移動の経路のみ利用することができます。
実際にナビゲーションの画面を出してみると、見た目は通常時と変わりませんが移動手段を車から電車に変えるとオフラインですと表示されます。
同じく徒歩に切り替えても、検索結果は出てきません。
インターネットに繋がっていなくても車のナビは使用できますから、例えば電波が繋がりにくい山中をドライブするときは、事前にオフラインマップをダウンロードすることで、ネット接続が切れて、ナビが繋がらなくなったなどのアクシデントを回避できます。
オフラインマップはデータ通信量の節約にも効果的ですから、よく使う地域の地図をダウンロードしておく使い方もお勧めです。
さて便利なオフラインマップですが、覚えておきたい注意事項もあります。
それはオフラインマップには有効期限が設定されているということです。
マップの期限を調べる操作を紹介します。
googleマップを開いたら、右上にあるアカウントアイコンをタップしましょう。
メニューの中にオフラインマップがあるのでこちらを選択するとダウンロードしている地図が現れます。
エリア名の下にグレーの文字で有効期限が記されています。
ここに記載されている日付までに更新作業を済まさないと、オフラインマップは無効になってしまうため、気が付いたときに更新を行う必要があります。
マップの更新方法は主に2種類あります。
難しい操作なく自動的にアップデートを行ってくれる「自動更新」か、更新したいマップを選んでアップデートを行う「手動更新」のどちらかです。
まずは自動更新のやり方から順番に解説していきます。
画面右上にある設定アイコンを選びましょう。
項目の一番上には、「オフラインマップを自動更新する」と書かれたメニューがあるので、横のバーがオンになっていることを確認します。
これだけで以降はインターネット接続があるときに自動で更新作業が開始されます。
反対に気がついたタイミングで手動更新を行いたいという人の場合は、この設定をオフにし、次の操作をしてください。
ダウンロードした地図の中から更新したいマップを選択します。
するとマットの下には「削除」と「更新」の二つのボタンが現れます。
ここから更新を選ぶと、地図が最新の情報にアップデートされます。
オフラインマップはある一定の期限を過ぎると使えなくなってしまうため、気が付いたタイミングで更新作業を行うよう心がけましょう。
また、不要になったオフラインマップの削除もこのぺージから行えます。
使うのは操作した更新ボタンの隣、削除と書かれたボタンです。
こちらをタップすると「この地図を削除しますか」と書かれたポップアップが表示されるので続けて「はい」を選びましょう。
これで使わないマップの削除が完了します。
オフラインマップはダウンロードを行うとデータは端末に保存されますから、使わない地図はこまめに削除を行うことををお勧めします。
Googleマップ のデータ通信量を節約するオフラインマップの活用方法を紹介しました。
よく使う自宅近辺の地図や旅行の行き先の地図をダウンロードして、データ通信量やインターネット接続に伴うバッテリー消費を軽減させてみましょう。