DELL XPSタワー(XPS8930)で Windows 11のシステム要件である 「TPM 2.0」 を有効にする方法。

Windows 11は、インストールするためのハードウェア要件が厳しいことでも知られている。

特に大きな障壁となっているのは 「TPM 2.0」 とよばれるモジュールの搭載が必須になっている。

TPM 2.0を有効にする方法は、Microsoft 公式のサポートページで解説されている。

TPM 2.0が利用可能になっているかどうかを確認する方法が2つ紹介されている。

1つは 「Windows セキュリティ」 を参照する方法だ。

設定アプリを起動して、[Windows セキュリティ] → [デバイス セキュリティ] を選択して Windows セキュリティの [デバイス セキュリティ] ページを開く。

ここで、[セキュリティ プロセッサ] セクションの 「セキュリティ プロセッサの詳細」 をクリックすれば、セキュリティプロセッサの詳細情報が表示される。

この 「仕様バージョン」 が2.0になっていれば、TPM 2.0 が利用可能ということになる。

もう1つの確認方法は、「Microsoft 管理コンソール」 を使用することだ。

[Windows] + [R] キーを押して 「ファイル名を指定して実行」 ウィンドウを表示し、「tpm.msc」 と入力して [OK] をクリックすると TPMの管理画面が表示される。

この 「TPM 製造元情報」 の 「仕様バージョン」 が2.0になっていれば、TPM 2.0 を利用できる。

もし、Windows セキュリティで [セキュリティ プロセッサ] セクションが表示されなかったり、「Microsoft 管理コンソール」 で 「互換性のある TPM が見つかりません」 といったメッセージが表示されたりした場合は、PCで TPM が無効になっている可能性がある。

その場合は、次の手順で UEFI BIOS の設定を変更することによって TPM を有効化することができる。

DELL XPSタワー (XPS8930) の場合、BIOS設定画面が表示されたら、「Security」 の設定項目から 「Firmware TPM」 は  [Disabled]  でグレーに表示されています。変更することはできません。

 



設定値を 「Enabled」 に変更できれば、「Firmware TPM」 を [Enabled]  有効にすればTPM 2.0が利用可能になります。

この変更の仕方を説明します。

 


BIOS設定画面から、「BooT」 の設定項目から 「Legacy Option ROMS」 が [Enabled] 有効になっていますので、[Disabled] に無効に変更します。保存してセットアップしてください。

 



「Firmware TPM」 は [Enabled] 有効になります。これでTPM 2.0が利用可能になります。

 



TPMは使用する準備ができています。