今はマスクなしで外出や入店もままならず、電車にでも乗ろうものなら、白い目で見られる異様な空気が日本中に蔓延しています。
果たしてこの現状に対するコロナの対応は、適切何でしょうか。
新型コロナは本当は怖くない、少し感染力の強い風邪なのでしょうか。
今回のコロナウイルスは人類が初めて出会う新型の変異のウイルスです。
いつどんな事態になるのか、誰も正確に予想することはできません。
そのため最初は少し過剰と思われるほど、慎重に対応する必要がありました。
その点では政府や専門家の基本姿勢は間違いではありませんでした。
しかし日本での感染が始まり、時間がたち新型ウイルスの特色や感染患者の症状も明らかになってきました。
新興感染症では、時間経過とともに明らかになる客観的な事実に基づき、過剰反応せず少しずつ軌道修正しながら対応することが大切です。
しかしメディアは毎日コロナ恐怖心を煽り続けています。
今日は感染者が何人出たかこだわり、一日も欠かさず、不確かな感染者数を報じ続けました。
3月になって、ヨーロッパやアメリカで感染が拡大すると、メディアは重症者であふれかえる病院の映像ばかりを連日映し出しました。
このようなニュースを毎日繰り返し繰り返し見せられることで、日本もイタリヤやニューヨークのような悲惨な状態になるとの不安が蔓延し、日本全体が新型コロナに恐れおののくような空気な包まれて行った。
しかし、実際は日本の感染状況は欧米諸国とは全く異なっており、重症者数や死者数も欧米より桁違いに少ないのが事実です。
日本では当初、その理由を深く追求するメディアは皆無でした。
過剰報道による国民の過剰反応が重なり、そのような過剰反応が続けば結果的に多くの国民が経済的に破綻してしまうのは目に見えている。
その結果、倒産、閉店、廃業に追い込まれ、やがて自殺者などが急増があります。
新型コロナウイルスによる被害が欧米と日本では大きく異なることから、新型ウイルスの実害よりも、メディアが垂れ流す情報の暴走によるインフォデミック(噂やデマも含む根拠のない情報が広範囲に拡散し、社会が混乱すること)のほうが、人災として被害をはるかに大きくしていること。
メディアが煽る恐怖心や政府の過剰反応による国民の被害をこれ以上深刻化させないために、私達が本当にするべきことは何でしょうか。
それはこれまでのコロナの対応をしっかりと見つめ直し、コロナの次の波に正しく備えながら、正常な日常生活を取り戻すことです。
そのためにしっかりと新型コロナに対する知識をつける必要があるんです。
新型コロナウイルスの感染症に関するこれまでの経緯をみることにしましょう。
2019年の秋に、中国の武漢で原因不明のウイルス性肺炎が発生しました。
そこから中国全土に広がり、翌年1月23日には感染が急拡大していた武漢市が封鎖されました。
この封鎖の直前に、約500万人の人々が武漢から脱出したことが知られています。
こうした事態を受けてWHOは1月30日に国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言しました。
日本でも1月に国内初の感染者が確認され、2月になるとクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号内での集団感染が判明、初の死者も出て一気に緊張感が高まりました。
欧米などから日本人が帰国し、3月頃からゆっくりと死者数が増加していきました。
実際には2019年の早い時期から武漢で、新型コロナウイルスの感染が知られており、日本にもその年の暮れ頃からS型(弱毒)と呼ばれる、弱毒の新型コロナウイルスが入ってきていたんです。
2019年だけで約1000万人もの中国人が来日しており、武漢の方々も多く含まれていました。
しかし、感染しても大半の人々に症状がないために、当初は誰も気づかなかったんです。
では感染はどのように世界に広がっていったんでしょうか。
今回の新型コロナウイルスの感染は、まず中国内で急速に拡大しました。
しかしその後は感染速度が低下して、中国国内では2020年3月以降にはほぼ収束しました。
これと入れ替わるように、今度はイタリア、フランス、スペイン、ドイツなどヨーロッパ各国に感染が広がり、3月中旬からは、アメリカでも急拡大して瞬く間に世界一の感染増加国になりっました。
このような状況で欧米はパニック状態になり、国境封鎖やロックダウン(都市封鎖)などの措置が次々と取られました。
しかし、この時期でもオリンピックや習近平の国賓来日などの問題を抱えていた日本では、ぎりぎりまで入国制限や渡航禁止など行われませんでした。
それにも関わらず日本の感染者数や死者数は、欧米と比較にならないほど少ない状況だった。
日本では特別な対策を取らなくても、つまり、日本は新型コロナの感染が広がりにくい国であることがわかります。
なぜ、日本では欧米などと比べ、新型コロナの感染が広がりにくいのでしょうか。
それには集団免疫が関わっていると考えられています。
私たちが新型コロナウイルス流行の第一波と呼んでいる。
2020年の3月の感染者の波の前に、本当の第一波があったことはご存知でしょうか。
新型コロナウイルスは大別すると弱毒株のS型やK型、強毒株のL型やG型に分類できる。
日本では2002年2月ころまでにS型やK型の弱毒株が蔓延し、2月末にはそれがいったん収束しました。
しかし2月は弱毒株が流行だったため無症状の人が大半で、気ががつかなかったんです。
その後、3月以降にL型やG型と呼ばれる強毒株が流行しました。
つまり厳密には2月のS型やK型の弱毒株による無症候性流行が日本における第一波であり、3月以降のL型やK型と呼ばれる強毒株の流行が第二波だったんです。
弱毒株と強毒株の流行の順番が各国の被害規模に大きく影響しているという。
日本では先に弱毒株が流行することで、ワクチンを打った時と同じように液性免疫や細胞性免疫が活性化され集団免疫を獲得できました。
それによって欧米からの帰国者とともに入っていたG型やL型の強毒株に対する被害も強く抑制されたと考えられます。
海外では、日本政府が速やかに厳しい対応を取らなかったにも関わらず、著しく少なくなったことを日本の奇跡と呼んでいます。
この成果の背景には、集団免疫が大きな役割を果たしていたのです。
弱毒株よりも前に、日本や東アジアには古くから土着の新型ではないコロナウイルス(HCoV)が住みついています。
そして私たちは風邪の原因ウイルスとして、そのコロナウイルスに子供の頃から何度も何度も感染してきました。
つまり東アジアの民族は長い間土着のコロナウイルスと共存しながら生活してきたんです。
つまりコロナウイルスに対する抵抗力のある集団が多くなっているんです。
土着の風コロナに感染しながら、免疫力を獲得してきたために同じコロナ仲間である新型コロナウイルスに対しても、ある程度の免疫力を発揮することができるんです。
このような働きを交差免疫と言います。
これを裏付ける研究として新型コロナウイルスに感染していない人の約34%で新型コロナと反応する細胞性免疫のTリンパ球を確認されています。
土着コロナにさらされてきた歴史と免疫的経験が新型コロナによる重症化や死者数を抑制した可能性があるということなんです。
京都大学の山中伸弥教授が述べたファクター X とは土着のコロナによる毎年の免疫的軍事訓練、新型の弱毒コロナ株による集団免疫の強化、この二つによる感染への抵抗力だったと考えられるです。
PCR 陽性=感染者ではないこと。
第1に知っておいてほしいことがあります。
それは現在発表されている感染者数は、必ずしも感染の実態を示しているものではないということです。
厳密に言えば感染者数は世界中で誰も正確に把握できていない。
なぜならウイルスが体内に入っただけでは感染とは言わないからなんです。
正確にはウイルスが細胞内に侵入した時に感染者になります。
また感染しても必ず発症するとは限りません。
発症した患者さんを医師が診断して、初めて新型コロナ感染患者になります。
ところが実際には PCR 検査で陽性となっただけで、感染したとみなされているんです。
PCR 検査はウイルスの遺伝子のわずか0.3% 程度の断片をもとに増幅して検出する方法です。
そのためにそれが感染力を持つウイルスなのか、それとも感染力を失った残骸に過ぎないのかは区別できません。
PCR 検査キットには、これはウイルスを診断するためのものではありません。
あくまでも RNA の断片を検出するためのキットですという趣旨の注意書きがあるくらいなんです。
それにもかかわらず世の中では PCR 陽性=コロナ感染者という誤解が独り歩きしてしまっている。
感染者数は絶対視すべきではないと言えます。
私たちは毎日発表される感染者数は一応の目安程度に考えて対応することが大切になってきます。
一方、死者数などは解釈などによって影響されにくい値であり、これに関しては実数値に近いと考えていいでしょう。
ですからニュースなどを見る際は、感染者数に注目するよりも、死者数に注目するべきと言えます。
ただし死者数にも落とし穴があるんです。
2020年6月に厚生労働省から全国の病院へ PCR 検査などで新型コロナの感染が疑われる死亡者の場合は、原因の如何を問わずにコロナ患者として届けるようにとの通達がありました。
そのために新型コロナの死亡者数はかなり多めに見積もられている可能性が高いと思われます。
極端な場合には交通事故で死んでも PCR 陽性であれば、新型コロナによる死亡者として集計されます。
これは新型コロナが指定感染症2類に指定されているのでやむを得ない事情なんですが、新型コロナの死亡率を実際以上に高くすることでウイルスの違いを分かりにくくしているんです。
PCR 陽性=コロナ感染者ではないということ。
新型コロナの死亡率は実際以上に高くなってしまっているということを知っているだけでも、日々のニュースに必要以上に怯えなくて済むかもしれません。
二つ目、 ロックダウンや 三密回避には効果がないということ。
今回多くの国で国境封鎖やロックダウンが実施されました。
その効果に関しては欧米でも評価が分かれていますが、後から振り返ってみると効果がなかったというという意見が主流になっています。
というのも、ロックダウンを行った国と緩やかな規制のみだった国で、感染者の増え方に明確な違いがなかったからなんです。
例えば、韓国や中国は日本よりも徹底した感染予防対策を取りましたが、いづれも同じ低レベルの死者数に止まっています。
一方で欧米諸国を見ると、日本と同様の緩やかな対策をしたスウェーデンで厳しいロックダウンを行っていた EU 並みの死者が出ているんです。
これらの事実は新型コロナによる重症化や死亡率には厳しいロックダウンなどよりも民族や地域による差がはるかに大きいことを示唆しています。
2020年6月大阪府の新型コロナウイルス対策専門家会議でも、大阪大学の中野貴志教授がデータを見る限り、営業自粛は外出制限と感染拡大との間に相関性はないと明言し、その後の分析でもその正しさが確認されています。
また日本では三密回避や接触8割減が声高に叫ばれてはいたんですが、これもあまり効果が無いとされているんです。
新型コロナウイルスは人から人への感染よりも、人から物へ、物から人への感染ルートが重要であり、同時期に人が密集していなくても、感染者に汚染されたもの、あとから触って感染することが明らかになっているからなんです。
日本で三密回避、接触8割減、営業自粛などを厳しくしても PCR 陽性者が減らないのは、感染が人同士の接触密度と相関しないことを示唆しています。
また国同士を比べた場合に人口密度と死亡率はこれも無関係であることが明らかになっている。
これらの事実は新型コロナウイルスの感染予防には、三密回避、接触8割減、自粛などの効果が極めて少ないことを意味しています。
潜伏期間が短く、飛沫感染が主な感染経路のインフルエンザなどでは、三密回避が有効な対策になります。
しかし、ドアノブや便座などの物を介して感染する新型コロナでは三密回避の効果は極めて限定的といえるのです。
三つ目、ワクチンに期待しすぎてはいけないということ。
ワクチンは病原菌やウイルスを排除する免疫力を強化する予防治療薬です。
強毒型コロナウイルスに対する中和抗体や細胞性免疫を強化するワクチンが出来れば、流行の予防や治療が可能になると期待されています。
確かワクチンは病原体に対する有効な武器なんですが、逆に強い副作用や後遺症が大きな問題になることもあるんです。
特に変異の激しいウイルスでは抗体と結合することで病態が悪化して死亡する、抗体依存性感染増強(ADE)が起こる可能性があります。
この ADE のためにコロナウイルスの一種である SARS や MERS では未だにワクチンが開発されていない。
デング熱、C 型ウイルス肝炎、エイズなどに対しても有効なワクチンが開発されていないのは、この ADE が理由なんです。
SARS ではワクチンの開発は17年間も凍結されたままなんです。
世界で繰り広げられているワクチンの背景にはこの問題があり、特に日本ではそれを懸念する傾向が顕著と言えます。
ただし安全性が十分検討されたワクチンであれば、きわめて低い後遺症を恐れて、何百万人もの国民が重症の感染症にかかってしまうほうがはるかに大きな問題です。
物事は俯瞰的(ふかんてき)に捉えて、より多くの人々に利益をもたらすバランス感覚を養うことが大切です。
これは狂牛病の食肉検査などでも同じであり、日本人に特有な完璧主義は危険な要素をはらんでいます。
最も大半の健康な日本人にとっては、新型コロナウイルスもインフル並みの風邪ウイルスにすぎないので、ワクチンは安全性を十分検討した後で、必要な場合にのみ接種すればよいと考えられます。
私たち日本人は昔から土着のコロナウイルスにかかりながら季節性の風邪をひいてきました。
今回の新型コロナウイルスは感染力が少し強いコロナの仲間で、日本人にとってはやはり風邪のウイルスなんです。
100年前のスペイン風邪の時代と比べると現在は栄養環境、衛生環境、医療環境が各段に改善されています。