スポーツで成績を残すには、何が必要か。
体力づくり?、技術?、メンタルトレーニング?
実は予防が重要な部分を占めます。
予防とはケガはもちろんのこと、それ以前の疲れの予防も含みます。
疲れていると、本来の実力が発揮できなかったり、ケガや故障につながったり、アスリートにとっては選手生命にかかわってきます。
疲れの予防を考えるとき、疲れを早期に解消することです。
疲れは、こまめに解消しておかないと、蓄積して疲れやすい体になり、最終的にケガや故障につながる。
疲れを早期に解消するには、正しい知識が大切です。
疲れとは、神経と体の連携が崩れて起きる現象であり、疲れない体を作るには医学、脳神経科学、栄養学などの知識が必要となってくるんです。
以上を踏まえながら疲れを予防するための知識を身につけましょう。
予防が大切で、この予防には正しい知識が必要だと体のメカニズムについて知る。
そもそも疲れとは何でしょうか。
よく疲れは乳酸が溜まった状態、睡眠不足の状態と言われますが、それらは部分的なものでしかありません。
最新のスポーツ医学の見解では、疲労とは筋肉と神経の使いすぎや不具合によって、体の機能に障害が発生している状態と言います。
そして、この状態は神経のコンディションの悪さによって引き起こされます。
神経には自律神経と中枢神経の二つであり。
この二つの神経の司令塔は脳です。
行き着くところ、疲労の原因は脳にあったのです。
では、この脳疲労を防ぐには何をすればいいのでしょうか。
それが体の歪みにフォーカスすることです。
実は神経のコンディションの悪さは、体の歪みからきています。
体が歪んでいると、中枢神経からの指令が体の各部位にうまく伝わらない。
体の歪みをかばうために無理な動作をする。
ちょっとした動きにも、必要以上に負荷がかかり、疲れとなります。
このことから、疲れの正体とは体の歪みからきていたのです。
毎日、筋肉を使って、動き回っているわけじゃないじゃないですか。
筋肉っていうより、神経の疲れで苦しんでるケースが多いかと思います。
にもかかわらず、筋肉の疲れに比べて、神経の疲れに対する対処方法を知ってる方が少ない。
特に中枢神経と呼ばれる体の動きをコントロールする神経、これが大事なんです。
この中枢神経が駄目になってしまうと体をうまく動かせなくなっちゃうからです。
体の動きをコントロールしようとする。
この中枢神経が出してる指令が、腕とか足とか指先にうまく伝わらなくて、自分の思った通りの動きができない。
いわゆる、体がだるいなーという状態です。
体がうまく動かないと、人間は嫌な感じっていう感覚に苦しむことになります。
この中枢神経が駄目になってしまうと、筋肉がどんなに元気だろうと、日中にぼーっとしたり、ずっと身体全体がだるい。
あってはならない状況に陥ってしまうんです。
人は体を動かすことが本来の姿であり、動かないというのは不自然なのです。
疲れた時は、じっとして動かない方がよいと考える人が多いでしょう。
しかし体を軽く動かしたほうが、血流の流れが促進され、脳と筋肉にたくさん酵素を送ることができ、疲労物質の滞留を防ぐことができるのです。
このことから、疲れを取りたければ体を動かすことが正解です。
脳は、そもそも体を移動させるためにできていて、原始時代からその構造はあまり変わっていません。
本来の姿は、疲労物質の滞留を防ぐことです。
予防方法と並んで知っておきたい食に関する知識です。
ところで、皆さんは朝食をとっているでしょうか。
忙しいビジネスパーソンであれば、つい朝食を抜いてしまうのではないでしょうか。
朝食抜きは、三食中一番やばいことです。
朝食をとるかとらないかで、1日のパフォーマンスや疲れ具合が全く違ってくるそうです。
その理由は血糖値スパイクです。
これは空腹状態で大量に食べると、血糖値が急上昇し、その後急降下することです。
この血糖値スパイクは、眠気や疲労感のもととなります。
さらに朝食を取らないデメリットは体温が上がりにくくなることです。
体温が上がらないとパフォーマンスがなりにくくなり、疲労も引き寄せてしまうのです。
以上を踏まえるとしっかりと朝食をとり、エネルギーを補給することで、脳が最も冴える午前中に高いパフォーマンスを発揮することができるのです。