ゆとりのある老後生活を送るには、現役時の過ごし方が大きく関わってきます。
早いうちから、老後について考えて、計画し実践する人ほど、有利に進めることができる。
老後でお金に苦労しない人の特徴をまとめましたのでご紹介します。
厚生年金は加入期間が長い、会社員や公務員の場合、強制的に加入することになり。
国民年金の単独の加入者よりも、将来受け取ることができる年金額が多くなります。
国民年金だけに加入している場合の平均受給額が約5万5千円。
国民年金の制度上の支給額は、月額で「64,941円」ですが、これは40年間保険料を支払った場合の満額です。
実際には、満額よりも1万円ほど少ない金額の人が多いことが分かります。
厚生年金に加入している場合の平均受給月額は、約14万7千円となっていますので大きな差があることがわかります。
したがって、厚生年金に加入して期間、つまり会社員として働く期間が長いほど、老後の資金が豊富に確保できることになります。
企業年金を活用している。
近年では、国民年金や厚生年金に加えて、企業と従業員が契約して老後の資金を積み立てる、企業年金制度の広がりを見せています。
会社員として働く場合は、この企業年金を設置している企業を選び、利用することで老後の備えをさらに盤石にできるでしょう。
個人年金保険に加入している。
保険会社が提供している、個人年金保険も老後資金の確保には有効です。
商品によって保険料が高いけれど、生涯にわたって受け取れるもの、死亡時は遺族への補償もあるもの。
戻ってくるお金は大きくないけれど、リスクも少ない円建て商品、リターンは大きいけれどリスクもある外貨建て商品など。
様々な種類があります、自身の老後計画を見据えて、個人年金に加入している人は老後も安心して生活することができます。
老後までに住宅ローンを解消している。
収入が減ってしまう老後生活では住居費用が重い負担となります。
したがって、老後までに住宅ローンを払い終わっていない場合は、そのぶん生活費を削減することになりかねません。
反対に現役時代から現実的な返済計画を立てて、老後に住宅ローンの完済を終えれば、それだけ楽に生活できることになります。
退職しても働けるスキルを身につけている。
現在、私たちの生活を取り巻く状況は変化しており、必ずしも老後までに貯めた資金だけで生活していけるとは限りません。
そのような中でも退職しても働けるスキル、つまり、お金を生み出せるスキルは持っていると、現役時代と同じように生活することも難しくありません。
仕事で培ったものでも、趣味が講じたものでも構いませんので、それらをビジネスとして、収益ができるよう準備しておくと、老後も収入源に困ることはなくなるでしょう。
社会とつながることで活力も生まれます。
健康的な生活をしている。
年齢を重ねるにつれ、体調に問題を抱える可能性は高くなってきます。
一方収入は減っていくので、生活費に占める医療費は高くなっていくでしょう。
だからこそ、若い頃から健康に留意して過ごすことがとても重要です。
健康であれば精力的に活躍できますし、無駄に医療費をかける必要もありません。
医療費をかけずに済むということは、そのぶん老後の資金にも当てることができるということです。
現役時代から健康を意識する人は、老後も健康で経済的に恵まれた生活ができる可能性が高いのです。
収入に見合った生活をしている。
現役時代に貯金を残さず、収入ぎりぎりの生活をしていると、老後に苦しむ可能性が非常に高くなります。
そもそも老後資金が確保できないという面もありますが、人は長く続いた生活水準を簡単に落とすことができないためです。
したがって、いざ年金生活に入ったとき、収入に見合った生活水準では我慢ができず、借金などを繰り返し、結果、困窮生活に陥る可能性があるのです。
現役時代から無駄に贅沢をせずに生活することは、老後資金を貯めるだけでなく、ストレスフリーに、つつましい老後生活を送る準備になるのです。
早い段階から資産運用を行っている。
年金だけに頼らない資産運用を目指して、早いうちから老後の資産を形成する人は、余裕を持った資金で老後を迎えることができる。
これは早ければ早いほど効果的です。
時間をかければかけるほど運用益が増しているからです。
特に複利で運用する場合は資産が増えていきます。
したがって、運用利回りの小さい金融商品であっても、長期的に運用することで大きな資産を形成できるのです。
若いうちから資産運用について勉強しておけば、老後も安心して過ごすことができます。