私たちは毎日様々な情報に溢れながら生活しています。
それらの情報に対し、何かを感じ、考え、判断するという思考活動は、脳の働きです。
なにげない手足の動き、意識できない内臓の活動なども、直接的あるいは間接的に大脳がコントロールしています。
ですから大脳には素晴らしい脳力が備わっているのです。
まず、健康を維持する力、脳がうまく働いていれば、自ずと怪我や病気が防げます。
また、病気を治す治癒力や怪我を治す回復力も脳に備わっています。
女性の美しさや男性のたくましさなど、容姿を整えるのも脳の働きです。
生きていくうえで望ましい体型の情報が脳にはプログラムされており、太りすぎや痩せすぎは脳がうまく働いていない現れと言えます。
一生懸命に勉強して覚えた知識や方法論から生み出される、的確な判断力や創造力、
スポーツや職人芸のような、たゆまぬ練習によって身につけた技能的な力など、
いわゆる能力も脳の力でこれを能力とします。
こうした能力は生まれてからの脳の学習によって養われたものですから、学習体験の違いにより個人差が現れます。
また超能力も能力によって起こる現象であると考えられます。
普通の脳力と超能力との間には、勘やひらめき、予知的な感覚などの脳力があります。
あまり科学的ではないし、偶然とも思われる場合が少なくないために無視されがちですが、大切にしたい能力です。
私たちが少しでも不安を感じると直ちに逃走態勢や闘争態勢をとるよう脳から全身に向けて命令が発令されます。
不安や不満から逃れ、命を守ろうとする力、それが脳力です。
脳力は最優先で働きますから、犠牲になります。
強いストレス状態が続くとき、心身の調子は崩れ、集中力や創造力も発揮できなくなるのは、こうした脳の構造からすれば当然の結果です。
生まれてすぐ、脳は肉体的に成長するように働きます。
食べることに意欲的で体を動かし、筋肉を鍛え、肉体を成長させるあらゆる行動を取ろうとします。
体の成長に伴い精神的にも成長するプログラムが動き出し、知的好奇心が旺盛となり知識欲が強くなります。
そして創造的に成長するためのプログラムが働くことにより、私たちの脳は価値ある存在になりたい、
価値あるものを創造したい、価値ある状態をつくりたいなどといった欲求や願望の実現に向けて活動するようになります。
そうした活動によって、喜びや満足を感じられるような脳の構造になっているのです。
したがって、率直に満足、喜び、感動を求めて行動すれば、能力は発揮され、心も体も健康で価値ある人生を送れるに違いありません。
ストレスの原因となるものをストレッサーと言いますが、皮肉なことに人間の知恵で気づかれた文明社会そのものが強いストレスになっています。
コンピューターのような高度技術は私たちの生活を便利にしてくれた反面、テクノストレスとなり、様々な現代病を引き起こします。
脳にはストレッサーに対抗し、常に進化、成長しようとする働きがあって、これを専門的には恒常性(生物学的にはホメオスタシス)と言います。
ストレッサーは進化や成長を促す刺激ですから、これらがなければ機能は退化してしまいます。
問題はストレスの度が過ぎると恒常性の働きも限界となり、肉体的、精神的な不調が生じ、実力や能力が発揮できなくなるということです。
ストレス社会に生きる私たちにとっては、恒常性を高めることが急務と言えます。
偉大な先人たちの教えに、恒常性を高める方法がたくさんあります。
ヨガや座禅の瞑想法はその典型ですし、宗教の経典の中にも規範が示されています。
真剣に修行して瞑想や規範を実行していれば、自然に恒常性が強化され、心身がより健康になるとともにさまざまな能力が発揮できるようになります。
瞑想のエッセンスを科学的に抽出した合理的な方法もあります。
自律訓練法やバイオフィードバック法などその代表的なものです。
自律訓練法はストレスが原因で起こる病気の治療を目的として考えられましたが、病気予防や創造性開発にも効果が高く、世界的に注目を集めています。
体の変化の変化への気づきが手がかりとなるため、習得しにくい難点があるものの、伝統的な瞑想ほど難しくありません。
バイオフィードバック法は体の変化をエレクトロニクス装置で測定しながら、心と身体の望ましい状態を作ることを目的としています。
主観的な気づきを手がかりにした自律訓練法と違い、電気生理的な数値を客観的に評価しながらトレーニングを進めていくため信頼度が高く、実行しやすいというメリットがあります。
瞑想法と自律訓練法、バイオフィードバック法の良さを上手く組み合わせた方法です。
一朝一夕に効果は期待できません、また効果の現れる方にはかなり個人差もあります。
きっとうまくいくという期待感と共に、わずかな時間を利用して毎日トレーニングを続けていれば、次第に脳力が発揮され向上性も向上します。
アルファ波と能力発揮との関係など、潜在脳の力に興味を持ち、自己実現へに期待感を高めたい方は、Mind Studyのホームページをご覧ください。学習は自分の行動や生き方を見つめる好機にもなります。