常に何かを心配してしまう。

わかっているのにどうしても考えすぎて憂鬱になる。

些細なことで不安になる。

自分に対して自己嫌悪になってしまう。

というふうに不安や心配に捉われて悩んでいる人は多いと思います。

不安を吹き飛ばす方法についてお伝えします。

不安をなくす一つ目の方法は人のせいにすることです。

これは一見おかしいことのように思えますが。

この理由を言いますと。

あなたは常に不安をあおられて生きてきたからです。

親や先生が勉強をさせようとする時を想像しましょう。

その時に取る方法は二つあります。

一つ目は勉強するとこういうメリットがあるよと伝えること。

二つ目は勉強しないとこんな人生になっちゃうよと不安をあおる方法です。

もちろん前者を使うこともありますが。

ゲームに夢中な子供に。

いかに勉強が大事か説明してもおそらく効果はないでしょう。

そうなると先生はこう言わざるを言えません。

このままだとろくな大人にはならないよ。

勉強しないと人生がうまくいかないよ。

不安にさせたほうが頑張ってくれるので。

言ってしまうのも当然ですよね。

そしてこのかいあって子供がいい成績を取ったとしましょう。

そうするとさらに頑張ってもらいたいので。

こう言います。

今回は良かったけどこれで調子に乗ったら成績下がるからね。

〇〇君も最初は成績良かったのに、結局受験に失敗したんだから。

というふうにうまくいっている時でさえ、不安にさせてしまいます。

そしてこのように不安をあおられ続けたらどうなってしまうか。

それでは心配性になってしまいます。

親御さんや先生は良かれと思ってやってくれたことなので。

心配性にさせやがってと責めることは正しいことではありません。

ただ知ってほしいのは。

心配性はただあなただけのせいではないこと。

些細なことで不安になっても弱い人間ということではありません。

ただ単に不安にあおられる回数が多かった。

それだけです。

これを理解すれば心が軽くなると思います。

しかし何をすればなくなるのか。

不安の何%が実際に起きたか調べた実験がある。

心配事の85%は全く起きない。

さらに残りの15%のうちの79%は自分の行動で解決できる。

という結果になったのです。

不安のうちの97%は基本的には起きないということになります。

私が伝えたいのは心配事は実現しないから、心配しても無駄だという勧めではありません。

どんなに頭の中で大丈夫と理解しようとしても。

つい不安になってしまうのが人間だからです。

飛行に乗って事故に合う確率は一億一千万分の1でまず死ぬことはありません。

頭の中でそれはわかっています。

にもかかわらず機体が少し揺れるだけで不安になってしまうものです。

何回も乗るうちにどうせ大丈夫と感じるようになります。

このように経験を基にした安心感がなければ不安と取り除くことは難しいものです。

それを理解したうえで。

ほら大丈夫だったという成功体験を繰り返すことが重要になります。

そのために有効になるのがジャーナル(日報、日記)を書くことです。

これは自分の心配事や不安をノートに書き、実際に起きたか確認を行うことです。

なぜこれが不安をなくすのに有効なのか。

それは的中しなかった心配事はすぐに忘れてしまうからです。

そうするとごくまれに悪いことばかり覚えているので。

自分が心配していることは全て起きてしまうような錯覚に陥ってしまいます。

だからこそ毎日の心配事を書き出して、大丈夫だったと自分の目で確認することが重要になります。

そうすることで97%もの心配は。

実際には起きないということを頭だけではなく感覚として理解することができます。

そして今の心配事もどうせ起きないし。

仮に起きたとしても大丈夫という安心感が起きます。

大丈夫と思えるようになれば。

不安なんて感じないし。

悩む事がばからしく思えてきます。

そして不安をなくす最後の方法は起きてから心配すると決めることです。

ジャナールを使うと心配性は大幅に改善されます。

中に人前でのプレゼンで笑われたらどうしよう。

受験で失敗したら周りに失望されるかもしれない。

というふうに何か具体的なものが原因で頭から離れないものもあると思います。

その時の最後の一押しとして有効になるのが。

物事が起きてからとことん心配しようと決めることです。

無理に心配しないようにするとその事ばかり考えてしまうからです。

なのでジャナールを使って大丈夫という安心感を得る。

それでも心配な事は起きてから心配しようと決める。

この二つのステップを使って日々の不安や心配事から解放されてみてください。