病気は半分気なんだ。
過敏性腸症候群、トイレに近くてトイレがないところには出かけられないという病。
この患者さんにプラセーボを試した。
偽薬で30%以上の人が治った。
偽薬で効く。
偽薬は、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。
ノセボ効果は、偽薬などの効かないはずのものが、好ましくないマイナスの結果をもたらすこと。
人は何か危険が感じると頭痛、嘔吐、めまい、失神を起こす。
実はそのことからたくさんの危険を逃れてきた。
実績があって残っている。
自分の体の中に。
頑張らずに気絶するというのは、気絶したほうが生存競争の中では有利なんだ。
今の人類も持っている。
集団心因性疾患はある。
医師にもプラセーボとノセボの効果がある。
医師に告げられ、治った気になるのと、俺は死ぬんだなーと思わされる場合。
病態が重くなる説明をされると気が重くなる。
元気のなくなるお医者さん。
プラセーボを利用して、薬をなくすというのは無理かもしれないけど、なくすことはできるはずだ。
そういう心にだけで、医療費を削減することはできるのではなかろうか。
医師は薬を出さないと、ものすごく頼りない医師だと思われる。
ノセボ効果もあればプラセーボという効果もある。
疲労は痛みや発熱と同様に、これ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びますよという生体における警報です。
乳酸の濃度が高くなり、筋肉のパフォーマンス低下がみられる。
最近の化学では、疲労とは脳からの命令であるという説が流れ始めた。
身体能力を決定するのは、筋肉ではなく脳である。
脳は疲労や痛みで運動制限ストッパーをかける。
ブレーカーが脳の中にあって、これ以上やるのはやめようと声が響く。
よく頑張ったもんと言うと、するすると落ちていく。
何度も脳はブレーキをかける。
脳の現象が疲労なんだ。
脳の現象だとわかる。
疲労を口に出しすぎる。
職場の過労も体の悲鳴ではなくて、脳の疲労なんだと。
身体の問題ではなくて心理の問題なんだと。