健康寿命という言葉を耳にするようになりました。

健康寿命とは介護を必要とせず、自立して健康的に日常生活を送った期間のことですが、あなたは平均寿命と健康寿命の差が10年前後もあることご存知ですか?

いくら平均寿命が延びても、寝たきりで10年も過ごすのは本人にとっても家族にとっても辛いものになります。

お金だけあっても、寝たきり生活ではつまらないものになります。


お金と生きがい、何よりも健康でなくては楽しい老後生活など送れないのです。

生きているうちは元気で誰もが画く理想ではないでしょうか。

そのためにはただの寿命だけではなく、健康寿命を延ばすしかありません。

これまでの生活習慣が健康状態に現れる40代、50代は今すぐ老後の健康を意識した見直しをすることです。

その日々の習慣を見直すことで、健康寿命を延ばしていける。

その健康年齢の延ばし方についてご紹介します。

座って過ごす時間が多い人はほど、糖尿病や突然死を招く確率が高くなります。

座りっぱなしの生活が健康によくないことはご存知かと思います。

ある研究機関では、1時間おきに2分歩くだけでリスクを減らせることが明らかになり、掃除や家事など歩き回るだけででも、早死にするリスクを33%も減らせるとの結果を発表しています。

糖尿病または糖尿病予備軍の人がそうでない人と比べて認知症発症になる危険性は4.6倍にも高いということがわかっています。

座りっぱなしの生活は様々なリスクがあるようです。

デスクワークの方や日常、部屋でごろごろしている人は意識的に身体を動かしましょう。

昔から腹7分目が長寿の秘訣といわれるように、食事の量を少なめに抑えることが健康寿命を延ばすことができます。

アメリカの国立老化研究機関でも空腹状態やカロリー制限によって生命力遺伝子であるサーチュイン遺伝子が活性化し、壊れた遺伝子を修復し、寿命が延びることが実証されました。

アンチエイジング効果もあるらしいのです。

 

腹6~7分目の食健康と若返りは健康に直結する。

かぼちゃやニンジンなど色の濃い野菜には抗酸化物質を置く含んでいるものが多いのですが、

積極的にとれば体内の活性化酸素の働きを抑え細胞の老化を遅らせることができます。

緑茶の抗酸化力もかなり高く、ポリフェノールだけでなく、カテキンも含まれているため健康寿命を延ばすうえで最も適した飲み物なのです。

筋肉量の多い高齢者ほど長生きをするといわれています。

 

ただ多ければいいというものではありません。

適度な運動でしなやかな筋肉をつけると同時に、大豆や肉などの良質なたんぱく質を心がけてとるようにしましょう。

健康のために毎日散歩をする人はとても多いですが、ウォーキングは認知症の予防にも効果があるそうです。

日常的にウォーキングなどの運動をしている高齢者の認知症発症リスクはしていない人よりも低いことが明らかで、1日、2,3キロ歩く人は数百メートルも歩かない不活発な人に比べ、発症リスクはほぼ半分という結果が出ています。

1日、30分程度のウォーキングが効果的だそうです。

定期手に健康診断を受けていますか。

そうでない人は面倒がらずに習慣づけましょう。

そして意外と軽視されがちなのが、歯の定期診断です。

 

実は歯の数が少ない咀嚼力の低い人ほど、認知症の発症が高くなることが研究での分析で明らかになっています。

十分な睡眠をとることで、分泌される成長ホルモンは別名、若返りホルモンと呼ばれています。

成長ホルモンは骨や筋肉を発達させ若返らせる作用と体内のあらゆる代謝を助ける作用の二つの役割があります。

残念ながら年齢とともにこのホルモンは減少していくものですが、この成長ホルモンは睡眠だけでなく運動後にも分泌されることが分かっています。

適度な睡眠と運動は認知症にのリスクを下げ、若返りにも効果があるようです。

個人差はありますが、1日の平均睡眠時間は6~8時間がお勧めのようです。

健康であれば、医療費の節約にもなりますし、それだけでも生活にゆとりが持て前向きな気持ちでいられます。

身体の運動、十分な睡眠、食事、人とのつながり、精神的な健康(前向きな心)を大切にして健康的な生活を心がけましょう。

 

シンプルな習慣の変化が大きな成果を上げます。