システムには大きく分けて2種類あります。


オフィスや家庭で使用する情報システム。


電気、ガス、水道、交通などのインフラから、大手・中小企業の工場などの生産現場を担う制御システムです。


従来の制御システムでは固有のOSやアプリケーションが多く。


ネットワークを用いる場合でも独自のプロトコルを利用するケースがほとんどでした。


このため情報セキュリティに関する不安はほとんどありませんでした。


ところが最近では汎用OS、アプリケーションを利用した汎用製品の利用や標準プロトコルを用いられているケースが増えています。


これはオープン化と呼ばれています。


オープン化のメリットは、制御システムによる、生産・保守における利便性が向上し、コストダウンが可能になることです。


デメリットとしては一般的なコンピュータと同様に、ウイルスや不正プログラムの影響を受けやすくなってしまうことがあげられます。


このためにセキュリティの問題が生じているのです。


近年、ウイルス感染などによる制御システムなどの事故が実際に発生しています。


2010年、イランの核施設が狙われた、スタックスネットによる事件以来、世界中で事故が増え続けている。


制御システムではどのように攻撃されるのでしょう。


制御システムへの侵入ルートは外部ネットの接続部分の侵入だけでなく、メンテナンスや制御パラメーターの変更時のUSBメモリーや外部端末の持ち込みなど様々考えられます。


その手法の一例です。


まず、標的型攻撃にメールやウエブサイト閲覧、USBメモリーの使用などで管理端末などをウイルスに感染させます。


ウイルスは侵入したシステムでバックドアを作成し、外部のC&Cサーバーと通信を行い。新たなウイルスをダウンロードさせます。


その後ウイルスは情報の存在箇所特定や情報取得を行います。


そして攻撃動作や情報窃取などの行動に移り、組織内への拡散を経て、攻撃対象に甚大な被害を与ます。


情報セキュリティに携わることはこれからの時代、必須条件と言えるでしょう。


もし以下の状況が現れたら注意しましょう。


システムが高負荷状態になる。システムの動作が不安定になる。ネットワークの応答がない、または遅くなる。


この場合、セキュリティ上の問題が生じた可能性もあることを覚えてください。


これらの攻撃に対して対策を行う必要がありますが、制御システムは24時間365日の連続稼働が求められたり、速い応答性が求められるなど、性能や可用性が非常に重要なシステムとなります。


したがって、情報システムで一般的に行われるウイルス対策ソフトの導入やOS、アプリケーションのアップデートを実施すべきですが困難なケースもあります。


そこで情報セキュリティ上のリスクを分析し、リスクを低減する運用手順やネットワークの接続口の監視や閉鎖などの回避策を定めることが重要となります。


例えば重要なシステムは外部ネットワークに接続させない。USBメモリーの口をふさぐなど物理的な対策を適用します。


あるはUSBメモリーの利用が必須であれば、許可制にしてウイルスチェックを受けたUSBメモリーだけを使用し、その記録をとる。


セキュリティ対策の立案と運用手順の確立にあたっては、情報資産のリスクを分析しましょう。


リスクは保護資産の事業継続上の重要度。驚異の大きさ。攻撃の受けやすさをもとに優先度を決めて運用や対策方法を定めましょう。


運用手順を定めたら、その通りに運用されているか監視体制を作りましょう。


きちんと運用されていない場合は、原因を調べて対処し、場合により運用手順を改善することも必要です。


このような運用手順の監視、改善とともに情報セキュリティの最新情報を日常的に収集しましょう。


新たな対策の必要性を監視することも重要です。