寒い季節を迎えると、高齢者の入浴中の突然死が増えます。
暖房の効いた部屋と冷たい浴室、暑い浴槽との温度差により、血圧が急激に変動して起こる健康被害で、「ヒートショック」と呼ばれます。
予防には脱衣所や浴室に暖房器具を置くことですが、簡単な方法もあります。
浴槽への湯張りにシャワーを使うことです。
お湯を高い位置から浴槽に注ぐと、浴室全体が暖まります。
最後に5分だけを熱めのシャワーで湯を張っても効果的。
浴槽の温度は41度以下に設定し、浴室の気温が下がっていない日没前の入浴を心掛けます。
血圧が下がりやすい食事前後や、飲酒後の入浴は避けましょう。