大地震などの災害に備え、食料や飲料水の家庭備蓄が推奨されている。

 

大規模災害が相次ぐ中、近年は備蓄用食品の進化もめざましい。

 

最近は、何らかのアレルギーを持つ子どもが少なくない。

 

東日本大災害での混乱を教訓に、全国学校栄養士協議会とSN食品研究所(大阪市)は、学校給食の備蓄用にアレルギーの原因物質27品目を使用していない「救給シリーズ」を開発した。

 

カレー、根菜汁、コーンポタージュの3種類があり、コーンポテージュは腹持ちを良くするため玄米入り。学校以外からも引き合いがあるという。

 

すでに何種類もの非常食を販売しているアルファフーズ(東京)も、原因物質27品目不使用のホワイトシチューとけんちん汁を新たに商品化。

 

ホリカフーズ(魚沼市)の「レスキューフーズ」は、発熱剤を利用することで災害現場で1食ずつ温められる。

 

カレーライスや牛丼、ハンバーグライスなどメニューも豊富だ。寒い時期は、寒さだけでもストレスになる。せめて食事だけでも温かい物を。

 

他にも通常2~3年の保存期間を6年に延ばしてパン、惣菜や、東日本大震災での食べ物はあったが、甘いものが欲しかったという被災者の声で開発された缶入りのチーズケーキやガトーショコラ、カップケーキなど、多様なニーズに対応する商品が登場している。

 

国は被災地に支援物資が行き渡るまでの対策として最低でも3日分、できれば1週間分の家庭備蓄を推奨している。

 

とはいえ、非常食だけで1日3食、1週間分を備蓄すると4人家族で84食にもなる。

 

普段から保存性の高い食品を少し多めに買っておき、使い切った分だけ買い足していく「ローリングストック(回転備蓄)法」も取り入れながら、いざというときに備えたい。