現状、多くの企業や社会はいまだ片働きを前提としており、夫婦共働きでの子育てには多くの困難が伴います。

 

そういって現状で女性の社会進出をというのであれば、一つの選択肢として、妻が大黒柱となって夫が専業主夫になるという、従来の夫婦とは逆転した形の役割分担だって、もっと称賛されてよさそうに思います。

 

なのに、なぜ母親たちは専業主夫を受け入れないのか。

 

もしかすると、やっかみの気持ちもあるのでしょうか。多くの母親たちは今、仕事と家事育児を全部こなすよう求めれられて苦しんでいます。

 

そのため、専業主婦にしろ、専業主夫にしろ、家事育児だけを担う存在にねたましさを感じているのかもしれません。

 

なかには、男性が稼いでいないこと自体、受け入れられないという声もあります。

 

これはもしかすると、稼がない夫を認めることは、すなわち、その分、妻が稼ぐことを突き付けられるかれではないでしょうか。

 

いったん、立場を逆にして考えてみましょう。

 

ひと昔前の男性たちは、家事育児をしない妻をよしとしませんでした。

 

なぜかというと、それを認めれば、自分たちが家事育児をしなければならなくなるから。

 

同様の理屈で、母親たちも自分たちが主な稼ぎ手になることに関して、無意識のうちに恐怖を感じているのかも?