1日に何回くらい鏡を見るでしょうか。

 

心理学では、鏡を見る回数が少ない人ほど「公的自己意識」(周囲からどう見られているかに対する意識)が低い可能性が高いとされている。

 

一般的に、高齢者はこの公的自己意識が低くなる傾向があると言われています。


その結果は身だしなみに表れますから、若い頃以上に鏡をじっくりのぞき込んで化粧や髪の手入れ、服装などに気を使うように心掛けてはいかがでしょうか。

 

資生堂によると、高齢女性に化粧をしてもらったところ、脳の活動が高まり、認知機能の低下を抑制する効果があったそうです。

 

また、爪と手の手入れをしたところ、認知症患者の徘徊頻度が減ったという報告もありますからマニキュアやハンドマッサージをするのもいいでしょう。

 

男性の場合も、髪の毛やひげをきれいに整えるだけでも、心身共に元気になるという専門家の指摘があります。

 

東京都老人総合研究所によると、外出の頻度が高いほど歩行障害や認知症になるリスクが低くなるそうなので、身なりをきちんと整え、いつまでも外出を楽しみましょう。