輝く太陽の下、真っ黒に日焼けしてスポーツに興じる姿は、健康の象徴のように見えますが、本当にそうなのでしょうか。

 

紫外線は、体内の物質を傷つけて「フリーラジカル」という有害な異物に変えてしまう、激しい性質を持っています。

 

この異物は、周囲の組織などを次々に攻撃して遺伝子も傷つけるので、紫外線を浴び続けると、皮膚がんになるリスクが高まるのです。

 

日差しが強く、皮膚がんが多いオーストラリアでは、出掛ける際に帽子や長袖、サングラスを着用し、日陰を歩くよう呼び掛けています。

 

日光に長時間当たる際は、外出の20分前に日焼け止めクリームを塗り、かつ2時間ごとに塗り直す必要があるということです。

 

ところが最近、そのオーストラリアで、人々が日光に当たらなくなったため、体内のビタミンDが不足して健康被害が懸念されているそうです。

 

このビタミンは、日光の紫外線を受けて活性型となり、骨を丈夫にする働きをします。

 

日本でも、オーストラリアと同じ理由で小児の骨に異常が認められるともいわれています。

 

さまざまなデータから、日光浴に必要な時間は、生活習慣や住んでいる国や地域によって大きく異なることが分かっています。

 

では、日本国内ではどれくらい日光浴をすればいいのでしょうか。

 

既に日焼けをしている人にとって、日光浴は百害あって一利なしです。

 

一方、日に焼けていない人も、普通に生活していれば、日光に当たる時間が必ずあるはずで、あえて日光浴をする必要はありません。

 

肌は無理に焼かないようにしましょう。

 

また、健康のためには日光をむやみに避ける必要もありません。