日々の生活に欠かせない台所仕事。だが毎日のことだけに、ちょっとした無駄があると、積もり積もって大きなロスになってしまう。

 

調理法の見直しや工夫でできる手軽な節約のアイデア。

 

火を無駄なく使うことで省エネを実現できます。

 

まずはガスのコンロの火の大きさ。鍋の外側を温めても、熱を中の料理に伝わらず、空気中い放出される割合が高くなります。

 

強火でと言われるとついつい火を大きくしがちですが、ほどほどにしましょう。

 

鍋釜の底部より大きくしないことがポイントだという。

 

調理法でもガスの使用量は結構変わる。

 

鍋にふたをしてゆでるだけで約15%も減らせるそうだ。細かいようだが、ぬれた鍋釜を拭いてから火に掛けるだけでも約2%の省エネになるとか。

 

パスタのように、具材と麺などを別に調理して最後に混ぜるレシピの場合、一つの鍋で調理する手も。

 

途中で洗わない分、鍋の熱をそのまま無駄なく使える。

 

熱伝導の良い中華鍋のフライパンなら、炒めるのもゆでるのも便利です。

 

魚焼きグリルも節約に使える。

 

焼きたい物をまとめて網の上に並べます。肉の脂も落ちて、ヘルシーです。

 

専門調理器の購入が必要にはなるが、「保温調理」もエコな手法として広まっている。

 

10分ほど加熱して沸騰させた鍋を、魔法瓶のような構造の容器で密閉する。

 

弱火でゆっくり煮込むのと同じ効果があるが、加熱時間が短い分、使うエネルギー量は少なくて済む。

 

煮詰まることも煮崩れることもなく、じっくり火が通るのが特徴。

 

育児中の母親層には火を使う時間が短くて済むから安心と支持されているという。

 

出勤前や寝る前に仕込んでおけば、仕事中や就寝中に調理が進むのも利点だ。

 

同じ保温調理では、より小さな魔法瓶でできるスープジャー調理も。

 

といだ米や調味料、野菜などを魔法瓶に入れ、沸騰した湯を注いで数時間、密封するだけ。

 

弁当として職場や学校に持参し、昼間での間にリゾットやスープが完成するので、温かい昼食が楽しめる。

 

忙しい現代人には、エネルギーだけでなく時間の節約にもなるのが魅力。