2008年に実施された鼻アレルギーの全国疫学調査によると、花粉症の有病率は29.8%で、10年前より約10ポイント増加。

 

戦後植林されたスギが成木になってきているので、今後も花粉の飛散量は増えるとみられている。

 

家の中ではどうしするか。

 

花粉は必ず外から持ち込まれます。

 

家の中の花粉を減らす方法は、侵入を防ぐこと、侵入した花粉を取り除くことの二つしかありません。

 

花粉が家に入ってくる経路は大きく分けて、1.玄関・窓 2.衣服 3.洗濯物の三つ。

 

玄関や窓はなるべく開けないようにし、換気は飛散の少ない日や時間帯を選んで行う。

 

衣服に付いたものは、玄関に入る前にブラシで落すか、粘着ローラーで取り除く。

 

外の干した洗濯物も同様だ。

 

室内で花粉がたまりやすいのは、玄関とベランダや窓のそば。

 

飛散してすぐの花粉は水分を含んで重さがあるので、床にたまっているうちに取り除くのが効果的です.。

 

花粉の大きさは約0.03ミリだが、乾燥すると砕けてさらに細かくなる。

 

ハウスダストとして空気中に舞い上がると、なかなか床に落ちてこない。

 

これを取り除くポイントは、まず掃除のタイミング。

 

朝一番と帰宅直後、人や空気の動きが少ない、寝ている間や外出している間に空中を浮遊していた花粉、ハウスダストが床や棚にゆっくり降りて積もってくるからです。

 

掃除の基本は高いところから低いところへ。

 

棚や床につ負った花粉、ハウスダストを舞い上げないようにしながらモップで抜き取る。

 

畳やカーペットに掃除機をかけるのは最後にする。