私は北区の十条に住んでいるのですが、
よくホームレスの方達を目にします。
昼間から公園でお酒を飲んでたり、
鳩を追いかけてたり、
それぞれ苦労はあるのでしょうが、
端からみると、すごく楽しそうに見えます。
高校の時、短期留学で
マレーシアに行く機会があったのですが、
マレーシアのホームレスの人は
もっと壮絶でした。
路上で死んでしまっていて、
ハエがたかっていたり、
おばあちゃんが裸で、
赤ちゃんを抱きしめて、
物乞いしているのも見ました。
マレーシアは
野外にマーケットがあるのですが、
それに行ったときに、
音楽が流れてきました。
キーボードの曲だったのですが、
お世辞にもあまり上手だと言えない曲でした。
よくよく周りを見渡してみると、
マーケットの端っこの方で、
演奏をしている年配の方がいたので、
見に行っていました。
その人の顔をみて
すごく驚きました。
目が見えていないのです。
目が見えていないだけではなく、
目のところが膿んでしまっていて、
そこに小蠅がたかっていました。
日本で悠々と過ごしてきた私には、
すごく衝撃的で、
思わずその場から逃げ出したくなりました。
その光景は今でも忘れられません。
目が見えなくても、
その日を生き抜くために、
必死で生活している。
そんな人間をはじめて見ました。
日本は現在
格差社会だと叫ばれていますが、
大不況の今でも、
こんなに恵まれた国は他にないのではないか?
と思います。
恵まれた環境で育ってきた私達は
甘えることに慣れてしまっています。
現状を嘆くばかりではなく、
生き抜くために必死で考えて、
行動するべき時期が
来ているのだと思います。
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