“The most precious gift we can offer anyone is our attention. When mindfulness embraces those we love, they will bloom like flowers.”

 

「君が誰かにあげることのできる最も高貴な贈り物とは、最大限の注目を持って接してあげることだよ。君の愛する人たちがそれに包まれるとその人たちは花のように美しく咲くんだよ。」


 

この言葉は、ベトナムの仏教の僧侶でり平和活動者であるティック・ナット・ハン氏よるものです。彼は1926年に産れ、若くして僧侶となり今まで数多くの書籍も出版しています。

 

私たちは誰かと接しているときに本当にその人と接しているのでしょうか?

 

朝、奥さんの話を聞いている最中に頭の中ではすでに仕事のスケジュールを考えている。

 

旦那さんが家に帰ってきて、仕事での出来事を話している時にスマホをいじくっている。

 

子供に接している時に、昨日子どもに怒ってしまったことを頭の中で後悔している。

 

友人と話している最中に、頭の中では次に何を言おうかと考えている。

 

私には娘たちがいるのですが、彼女たちと接している時にスマホを見ている自分に気が付きました。妻と話している最中に仕事のことを考えている自分に気が付きました。

 

そして、私はスマホをやめてシニア携帯に変えました。もちろんインターネットは付けません。そして、家に帰ってから家族といる時はパソコンいじりをしないようにしました。

 

もちろん、このように外の状況を変えるだけでは、頭の中で違うことを考えることを防ぐことはできません。

 

ですから私は毎朝の3時に起きて瞑想をすることを始めました。

 

そして、妻と娘たちといるときは彼女たちと最大限の注目をもって話を聞き、一緒に遊ぶ努力を始めました。

 

すると今まで喧嘩ばかりして、言うことを聞かなかった娘たちが徐々に私の言うことに快く耳を傾けるようになり、妻も笑顔をより頻繁に見せるようになりました。

 

私たちが人と接する時に唯一すべきこと、できることとはまさに「最大限の注目を与える」、これだけではないのでしょうか。これだけで良いのでないでしょうか。