歌川広重「名所江戸百景」
最後の挑戦(前期)
太田記念美術館
2026-31
お久しぶりの太田記念美術館
広重の晩年の大作
「名所江戸百景」
全120点を約8年ぶりに公開
※前後期で全点展示替え
とのことで
なんとか前期展示に滑り込み![]()
後期も来る予定![]()
もともと作品保護の見地から
一ヶ月で展示替えする美術館で
訪問のハードルはやや高め![]()
※現金オンリー
今年1月以降の
山種美術館の入場券で割引適用あり
(探したけど処分しちゃってました
)
タイミングかもしれないですが
意外と空いてました
前回めちゃくちゃ混んでた![]()
実は、一昨年の訪問時に
「名所江戸百景」って良いな
と思っていたんです
過去記事「広重ブルー」
そんな中
今年は思いがけない場所で
「名所江戸百景」に
ちょこちょこ再会
三菱一号館の新版画
成田空港のラウンジNOA
時代を超え
地域を越え
支持されているシリーズ
たぶん浮世絵で
一番好きなシリーズと思われるので
全点展示と聞き
馳せ参じた次第![]()
●印象に残った作品
亀戸梅屋敷→ゴッホが模写したことでも有名
深川洲崎十万坪→最も好きな作品の一つ![]()
神田明神曙之景→画面を縦にカット モネにも影響
駒形堂吾嬬橋→「あてなしぼかし」手法が美しい
隅田川水神の森真崎→サクラが前面にアップで![]()
綾瀬川鐘か淵(かねがふち)→ネムノキ
糀町一丁目山王祭ねり込→山王祭
佃しま住吉の祭→画面真ん中に幟
飛鳥山北の眺望→富士山と筑波山の両方が観られる名所で、フォーカスされていない筑波山側を描いた作品
両国花火→情緒あふれる花火見物
廓中東雲→しののめ=夜明け のしっとりした景色
●クイック見所
①解説レクチャー動画
前回訪問時は
開始時間が限られていた動画上映
今回は
開館時間から
30分程の見応えある解説動画を
地下のレクチャー室で
閉館までずーーーっと
流しっぱなし![]()
これが実にマニアックで良い![]()
日本語オンリーではありますが
学芸員の方が
今回の展示構成に沿って
熱く語って下さる
超贅沢な機会![]()
だいたい上映の途中から
入室する感じになりますから
40-50分弱は
レクチャーに充てるつもりで
鑑賞時間を見積もると吉![]()
実物展示にも
類似の説明がありますが
限られた時間に
文字情報を全部読み込むよりも
最初に
「こんな見所が」と
ポイントを押さえてから見学するの
とても良かったです![]()
※例の特徴的な遠近法は
「近像型構図」と言うそう
実際のレクチャーイベントも
あるようですし
別施設のギャラリートークに
参加することもありますが
日時が合わないことも多いし
音声ガイドとは
また違う感じで
印象的でした
わかばの場合
洋画系は感じるまま
好きに見学したいので
音声ガイドを借りることは
稀ですが
浮世絵は
ベースとなる知識も無さ過ぎて
こういうレクチャーは
とてもありがたい機会![]()
②全点展示
渋めのシリーズで
点数も多く
全点展示は
どこでも可能な訳ではないかと
現に太田記念美術館でも
8年ぶりの展示とのこと
観たい作品が
前後期にバラけていましたので
ここは腹をくくって![]()
両方スケジューリング![]()
③江戸の当時の流行りものも
下谷広小路→地震後再建時の松坂屋
大伝馬町こふく店→大丸
する賀てふ(するが町)→三井越後屋(三越)
今も続く百貨店の前身が
三つも登場していてびっくり![]()
浅草金龍山→雪景色
(金龍山=浅草寺のこと)
浅草寺の五重塔の先っぽが
修復されたタイミングで
リリースされているそう
当時の世相を知る
貴重な資料でもあるようです
④おまけ
街歩きの機会![]()
ひさびさに
渋谷~太田記念美術館~原宿
を歩きまして
全然知らない店ばかり![]()
行列しているお店の
店名をチェックしたり
路面店の看板やアーバンな内装も
刺激を受けました![]()
I'm donut?なんであんなに行列…![]()
愛するフージンツリーの新店舗
原宿クエスト店の場所もチェック![]()
ゆったりスケジュールで
のんびり楽しみました![]()
解説動画の学芸員さん
渡邉晃氏の著書
ミュージアムの近くにて
季節は徐々に動いていますね![]()





