【静嘉堂@丸の内で龍泉窯を愛でる】2023-23
 
週末の午前中、サッと訪問。

 

 

静嘉堂@丸の内 開館1周年記念特別展

二つの頂 ―宋磁と清朝官窯

 

今年も招待券をいただきましたので、気になっていた展覧会に間に合いました。

 

 

年に一度、この空間に身を置く幸せ💕

 

 

わかばは、砧青磁と呼ばれる、宋磁(龍泉窯)の青磁が好きなので、これは嬉しい企画。
 
龍泉窯は、青磁琮形瓶、青磁鯱耳瓶、青磁貼花牡丹唐草文深鉢など、数こそ限られていますが、厳選された逸品が見応え満点。
 
例の稲葉天目(曜変天目)で有名なコレクションだけに、今回は他の天目も沢山展示あり、中でも油滴天目の鉢が綺麗でした。
(曜変天目も変わらず美しく)
 
●Gallery3のみスマホ撮影OK
景徳鎮のキンキンに白くて薄い磁肌は、ただただ美しく。対の大型瓶の青花臙脂紅龍鳳文瓶は圧巻の迫力。二十四節気を意識したおめでたい文様だそう。

 

 

景徳鎮、炉均釉三足盤(ろきんゆうさんぞくばん)、自然の織りなす文様が印象的。

 

 

キンキンに白くて薄い磁器なら、わかばは清水焼き推し。とはいえ、清水焼きもフランスの洋食器も、景徳鎮が全てのルーツになっていることは間違いないわけで。また、宋磁や景徳鎮は更にさかのぼった時代の青銅器などをモチーフにした作品も。好みの白磁の背景にある歴史を垣間見る想いです。
 
更に、たとえ柄の嗜好が違っても、これだけの素晴らしいコレクションを気軽に見に行ける環境はとても恵まれていると思うのです。また、中国陶磁は、距離的にも日本の富豪や高貴な方々にも人気があったからこそ、というところも。
(キャプションには、代々の○○家由来、などと伝来が書かれています)
 
●最近の静嘉堂@丸の内
静嘉堂@丸の内は、サラッと見られる大きさなので、都内移動の合間に寄れるのが嬉しい。
※通算三回目の訪問
 
今回、ロッカー用の100円玉がなかったのすが、受付で両替していただけました。両替お断りのご時世ですが、臨機応変にご対応いただきました。100円玉は、使用後に戻ります。
 
見学に一時間みていましたが、そこまではかからず。
 
ちょっとした時間差で、混む箇所が変わるので、行ったり来たりしながら、龍泉窯の作品はしっかり見学。
 
ホワイエで少しゆっくり過ごしたり、映像を観たり、音声解説を聴いたりすると、時間は変わるかと思います。
 
昨年訪れた時よりも、作品点数を厳選して展示し、見やすかった印象。ただし、人数的には混んでないのに、みなさんじっくり観るので列が動かず🤭こちらの来訪者は、なんか独特な……。
 
昨年末の開館記念展示は、押すな押すなの大混雑でしたが、今回は朝早めのアプローチ。当日券もあるようでした。
※招待券は予約不要
 
通常料金はわりと高価なので、この歴史的空間に投げ銭する気持ちは必要。なお、年が明けたら東京駅周辺共通美術館券が使えるので、それで行くのがお得かな。
 
丸の内は街並みも美しいので、お出かけの中に組み込むのはとても良いかと。

 

 

お好きな方は、空いてるタイミングに、単眼鏡持参でゆっくりどうぞウインク

 

 

そして、ちょっと忘れかけていた明治生命館の見学は、2024年のやりたいことリストに入れました。

 

過去記事:

今回のイベントは、こちらの出光美術館のチラシで知りました。出光美術館の青磁は、年明けの1月もやっています。

出光美術館 青磁(2023) 

 

 

2022年12月の初回訪問

 

 

 

2023年1月の二回目訪問