マティス展 2023-12
 
今月五つ目の展覧会爆笑は、楽しみにしていた、マティス展。

 

 

東京都美術館は、四年ぶりの訪問です。
(2019年のコートールド展以来)

 

 

平日の1ラウンド目の9:30枠でしたが、まあまあ混んでました。
 
3フロアのうちの最後(2F)が、Jazzやロザリオ礼拝堂の展示なので、空いてるうちに5分ほどの映像含めて、ゆっくり堪能。
 
流されると一方通行な構造なのですが、エレベーターやエスカレーターを使うと、ちゃんと戻れるそうで、今回は、混雑回避で2F→1F→B1Fと逆順に見てみました。8テーマに分かれているので、テーマを入れ替えても(私は)大丈夫でした。
 
マティス展2023 
マティス・ファン歴10年超、わかばのおすすめポイント三点
 
①全てマティス作品
派手すぎず地味すぎず、素敵な作品が多数。
しかも、ポンピドゥーの同時代の画家の作品等は皆無!
ぜーーーんぶ、マティスです。
ファンには至福ラブ
 
印象に残った作品
 
「緑色の食器戸棚と静物」

 

「夢」

 

「オセアニア」(リネンへのプリント/写真NG)
 
「金魚鉢のある室内」

 

「マグノリアのある静物」

 

「芸術・文学雑誌ヴェルヴ」

 

ほか多数

 

 
②丁寧な構成
点数が150点と多めなので、どうかなと思ったのですが、作品と作品の間隔をゆったりとって、仕切りを作り、自然にそれぞれの作品に集中出来る構成。背景や照明も見やすく、意外と疲れずに回れました。
 
展示する作品のボリュームや配置など、プロフェッショナル達が吟味して作り上げたストーリーに没頭出来ます。
 
ありし日の画家本人の写真を使ったパネルも。アトリエでの様子などもあり、嬉しい演出。
 
また、国内のマティス作品も全面協力的に散りばめられていたのもよき。
・「コリウール風景」メナード美術館蔵
・「石膏のある静物」石橋財団アーティゾン美術館蔵
・「鏡の前の青いドレス」京都国立近代美術館象印
・「ラ・フランス」ひろしま美術館蔵
 
先日訪問したポーラ美術館は、自主企画展と丸かぶりだったかな。今回は出品無しでした。
 
ちなみに、ポンピドゥーのマティス作品、フレームがシンプルで新鮮でした(額好きニコニコ)。

 

 

 
③ギフトショップ
ポストカードに合ったマットが、SNSで大好評。
売り切れと聞いていたけど再入荷してました。他にも、南フランスへのオマージュ的なポストカードとレモンケーキのセットとか、めちゃくちゃ評判良くて気になる!
 
今回はスケジュール的に滞在時間が限られており、潔く「ショップは見ない」と決めておりましたが、ちょっとだけ余裕出来たので、超久しぶりにポスターを買ってみました。20代以来⁈
 
 
⚫️ポスター

 

 

B2サイズの「赤い大きな室内」

ショップで見ると小さいかなと思いましたが、案の定、帰宅後見てみたら、手持ちの大きめフレームぴったりでした。

 

本当は、もう一回り大きい(B1サイズ?)の横型のマグノリアが良かったけど、早まらなくて良かったウインク

 

図録と同じところで印刷したと書いてあった気が。質感がとても良くて、綺麗。美術展のグッズは、本物の印象が強い時に見ると「これじゃない」感が強くて、大抵がっかりして買わない派なのですが、これは綺麗。

 

金魚鉢も好きだったけど、自宅に飾るにはちょっと暗い気がして、こちらに。夏は赤は暑いかなニヤリ

 

自宅リビングに、スポットライト設置が夢照れ

 
 
課題
唯一にして最大の問題は、混雑回避かと思います。
 
昨今は、予約が当たり前になった美術館。例えば出光美術館は、どうも人数をめちゃくちゃ絞っており、チケットが買えれば、当日は快適な見学が約束されているのです。
 
一方、公的な運営の美術館は、単位時間当たりの予約人数が、かなり多い印象なんです。かなり混んでいるけれど、予約枠が残っていたり当日売りがあることも珍しくありません。まあ、運営上仕方ないのだと思いますが。
 
今回のマティス展も、東京都美術館。会場は広いですが、今回の混み具合くらいが快適に見られる限界かな~。数十秒待てば、絵の正面に立てる。行列にはなっていない程度。
 
✳︎かつて小学生みどりは、東京都美術館(メトロポリタン美術展)で、あまりの混雑に音をあげ「酸欠〜」と速攻リタイアし、わかばは結局ほとんど見られなかったという事件ありキョロキョロ
 
なお、マティス展のギフトショップは、会場内なので、ギフトショップだけ行けないのが残念。
しっかりお気に入りを選びたいなら、最初にギフトショップを見てお買い物してから会場を見る位でもいいのかも。
 
あ、でもそれだとポストカードが選べないニヤリ
 
 
◆まとめ
今回、最終テーマに選ばれていたロザリオ礼拝堂ですが、実はわかばは、学生時代の卒業旅行で訪れております。
 
今となっては、経緯もあまり記憶していないのですが、学生時代の初めての海外旅行で、ニューヨークのMOMAで、巨大な切り紙の作品など、初?マティスが衝撃的で、その数年後の卒業旅行では、南フランスも立ち寄っておりました。
 
ロザリオ礼拝堂は、ニースからの日帰りバスツアーだったと思います(英語ツアー)。すんごい山道のワインディングだった記憶。
 
旅の記録はとってあるので、近いうちに見てみます。今考えると、変にませた学生だったなぁ。
 
マティスの事は知っていても、ロザリオ礼拝堂はマニアック過ぎるので、友人とも話題にしたことがありませんでした。
 
この度、日本でも大きく紹介されて嬉しい限り。
 
 
 
 
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