【2年ぶりの箱根はアート・食・足湯三昧】
②岡田美術館訪問 2023-11
箱根旅行の中での訪問でしたので、旅行記の一部としてアップします。
2日目:
岡田美術館に初訪問
入場等がお高いので二の足を踏んでありましたが、思い切って訪問!
⚫️若沖と一村
お目当ての、10周年記念展の「若沖と一村」は、大ぶりな掛け軸の、孔雀鳳凰図(若沖)がとても見事でした。
掛け軸が見やすいように、少し角度をつけて展示してあるのが良かったです。細やか。
記念展では、他にも松林桂月「春宵花影」、速水御舟の「竹生」など見応えある作品が多数ありました。
✳︎館内は、スマホの持ち込み禁止
実は、岡田美術館は、5階建で、ワンフロアがそれぞれ一つの美術館位のボリュームなので、一回で全部を観るのはそもそも無理ゲー状態であることは、事前に知っておりました。
今回は、この10周年特集を見学した後、4階の特別展示「生誕360年記念 尾形乾山」を堪能し、1Fの中国陶磁コーナーで、大好きな宋時代の青磁をじっくり見て、館内は終了。
景徳鎮や国内の陶磁器、仏教美術は、残念ながら今回はスルーです。
⚫️尾形乾山(おがたけんざん)
尾形乾山は、先日訪問した根津美術館や高島屋の細見美術館展で数品見たことがある程度でした。
今回は、「色絵竜田川文透彫反り鉢」(重要文化財)が眼福
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
その他も、乾山が何度か窯を変えたり、作風の変遷など詳しい解説もあり、コンディションの良い作品をまとめて見ることが出来ました。
日本の焼き物は、知識も薄いのですが、まあ、それはそれは美しいです。これ以上「沼」に近づかない方がいいかなぁ
![爆笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
⚫️中国陶磁
汝窯や龍泉窯など、宋の時代の青磁が多数あり、わかば歓喜
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
もともとは西洋陶磁器好きなのですが、まあヨーロッパの陶磁器は、ギリシャローマの神話やモチーフのほか、ルーツはやはり景徳鎮や有田などのアジアの影響が大きいのですよね。
実はわかばは、大の青磁好き❤️我が家にも、青磁がいろいろあり、日々使っています。
今回も、汝窯(じょよう)「青磁鉢」の展示がありましたが、汝窯の作品は、世界に90点程しか残っていないそうで、国内にある4点のうち一点がこちら。
若かりし頃の台湾旅行で故宮博物院を訪れた際、龍泉窯と共に汝窯にも魅せられたのだけれど、そんなに貴重なものとは知らず。
国内4点のうちもう一点も、大阪市立東洋陶磁器博物館で開催された、台北の故宮博物院展で観ているかもしれません。この時に、故宮博物院のコレクションから汝窯も来ていたと思います。
過去記事:
その他は台湾と中国、イギリスにあるそう。大英博物館とかかしら……。
青磁になると、つい暑苦しく語ってしまいます
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
●横山大観の強運説
横山大観の「霊峰一文字」もスケール大きく、見応えありました。この作品、1日違いで焼失を免れたらしいのですね。
ちなみに、今日まで開催中だった重要文化財展(東京国立近代美術館)に出ている全長40m の「生々流転」も、公開初日に関東大震災が起きるも、難を免れてたはず。巨大な作品は、重たいと思うんですけどね
![キョロキョロ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/016.png)
横山作品はサイズも桁違いだけど、強運の度合いも凄い!
●足湯カフェ
もう一つのお目当て!
屋外の足湯カフェ(美術館利用者は無料)で、壮大な雷神と、まさにリアル東山魁夷的な、幻想的な山の風景で憩いのひととき。
あいにくのお天気だったのですが、一応足湯は雨天でも利用可能で、新緑と霧の幻想的な景色には、飽きることなくしばし眺めてしまいました。
少々寒かったので、お汁粉をいただきました。
✳︎タオルは300円の販売もありますが、持参推奨。
●アクセス
箱根の有名な小涌園の向かいにあり、バス停も小涌園で降りればOK。バスのアクセスは良いかと思います。
ちなみに、全部見るなら、翌日訪問は割引あるみたいです、![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
◆まとめ
若沖作品、今年は集中して見ており、出光美術館、高島屋の細見美術館展などにも足を運んでおります。
雄鶏は、凄いのだけど、作品数も多く、あまり沢山あると「またか」という気持ちは多少ありますね
個人的に若沖は、水墨画が好みです。
とはいえ、今回の、孔雀と鳳凰の鮮やかなクッキリした絵は、あまりの美しさにうっとりするほど。
ちなみに、高校生男子みどりは、足湯に浸かってお茶してて、と伝えたものの、まさかの全館一通り見てきた発言
待ち合わせ時間を決めておいたものの、わかばよりも後に戻ってきたほど。
コロナ禍で、京都奈良への修学旅行とかも行ってないし、意外とこういうの好きなのか?!若沖と一村は、面白かったと言ってました。
美術館訪問時には五分でリタイアすることがほとんどなのですが、コレクションにもよるのかもしれませんね。こちらがびっくり。
まとめ記事: