春の富山チューリップ満喫旅2023
 
⑧KAWAZ訪問記
 
⭐︎当ブログはグルメ記事ではないので、シンプルな記事となります。
  グルメ寄りの情報は、下記リンク記事が参考になると思います。
 
今回の旅行は、富山市ステイの金曜夜発、2泊3日となります。
2日目(土曜日)の夕食を、こちらにていただきました。
 
KAWAZ

 

 

KAWAZ

 

 

●KAWAZについて

富山のグルメというと、まず名前が挙がるレヴォ*にてスーシェフを務められたのち、富山市内にKAWAZをオープンされた川崎淳シェフのお店。

 

コンテンポラリーフレンチのジャンルになるようで、コース料理ですが、シンプルかつお箸でいただくスタイル。

 

また、カウンター席メインのため、布のテーブルクロスでかしこまっていただくフレンチとは、その点からも別カテゴリー。

 

「ミシュラン北陸2021特別版」(毎年の発行ではないそうなので最新版)では、「星獲得には至らなかったが、ミシュランの基準をクリアしている」とされる、ミシュランプレートに選ばれています。

 

今回は、宿を確定直後(3週間ほど前)に電話にて予約。Web予約は受け付けていない模様。

18:00と19:30が選べたので、18:00スタートでお願いしました。

 

*レヴォ

富山の山奥に、伝説の?名店レヴォというオーベルジュがありまして、素人ながら、名前は存じておりました。

庶民派わかばのSNSタイムラインにも、時々「行ってきた」との投稿があるんです。

ミシュランの三つ星の基準は「そのために旅行する価値がある卓越した料理 」だそうですが、それに近いイメージ。

 

実際のミシュラン北陸2021特別版では、レヴォが富山県内最高の二つ星を獲得されています。

(二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理)

 

ちなみに「ミシュラン北陸」、ってあちこちで目にしていたものの、最初は地元で勝手に作ったランキングかと勘違い。

ちゃんとミシュラン発行の本物でした↓スミマセン。

 

「ミシュラン北陸2021特別版」(毎年の発行ではないそうなので最新版)

 

 

 

●アクセス

路面電車の環状線の「大手モール(おおてモール)」で降りたら、すぐの場所です。

大手モールは、通りの名前らしいw。

慣れないと、とにかく地名が読めないのですよ。

 

 

ショッピングの中心街、総曲輪(そうがわ)の一角で、ドーミーインに泊まるなら、ほんの徒歩圏。

4月の18:00は、まだほの明るさが残っている季節です。

 

 

●お料理と飲み物(ダイジェスト)

 

アミューズからデザートまで、お食事(ご飯!)を含む全8皿。

 

お箸でいただく、というイメージでしたが、ナイフ・フォークもセットされていました。

お初クチポール。

箸も、かなり繊細なタイプでした。

✴︎同じお料理を、両方で食べてみて、食感の違いを楽しんだりニコニコ

 

 

 

4月の富山といえば、ホタルイカ!

ブルスケッタ「ぜひ、手で召し上がってください」とのご案内。

最初のプレートにホタルイカが出てきて、ハッピーニコニコ

 

季節を存分に楽しませていただきます。

 

 

二皿目に、天然ものだというサクラマス。

身はやわらかく調理してあるのに、皮は別にしてこんがり風味に。

 

皮を捨ててしまうのではなく、別の食感で別素材というか、飾りのように仕上げてくださるとは!

魚の皮もおいしいと感じる、お魚好きわかばは、この時点で川崎シェフのお料理との相性の良さを確信ラブ

 

 

パンを載せたら、座布団みたいでキュートだったお皿を載せたかったので、パンの写真も。

バターも、なんだかエアリーで不思議な風味でした。

パンも含めて、全体的に素材の風味を生かす味付け。

シンプルですが、素材の鮮度や質の良さがしっかりあるので、物足りなさはなかったです。

 

引き算の美学といいますか。禅の境地。

 

 

今回は、ワインのペアリングをお願いしました。

 

種類は飲みたいけど量は飲めないので、ボリュームを約半分に減らしていただく、わがままリクエストもOKいただき、至福。(もちろん料金はそのまま、念のため)

 

お料理が、おまかせコースで皿数も多いようでしたので、ワインのペースを教えていただきながら(笑)。

わかば20代のころには、ペアリングというサービスはなかったので……。

 

富山県内のワイナリーのワインなども入っており、お料理との相性も抜群。

お料理はどれも好きでしたが、ワインも好みと合わないものはなかったですね。

 

最後のお肉に合わせた赤ワインは、「クアトロ・メセス SAKURA」

ブドウ畑の丘の名前が桜なのでSAKURA、春らしい華やかなボトルは、日本限定ラベルだそうです。

 

 

フルボディのしっかり味。

 

お酒は量が飲めないので、外でプロに選んでもらったものを少量飲むのが、最近のお気に入り。
現在は、ほぼソバーキュリアスなので、こういう時だけ少量。
 
銘柄選択、それぞれに合った形状のグラス、適温。
全部込々なので、喜んでお支払いします。

 

 
 
カウンターなので、お料理しているところが見えるのですが、加熱方法ひとつとっても様々。
 
ガス台、IH、炭火、(たぶん)スチコンかオーブンのような電気系、焦げ目をつけるトーチバーナーで、少なくとも5種類。
 
これに、加熱方法や鍋の種類が、掛け算のようにあり、それぞれ使い分けておられるわけです。
 
繊細にも程がある、というかなんというか。
更に、とんでもなくよく切れる包丁で、ふわーっ、すーっと切る手さばき。塩を満遍なくサッと一振りetc.
 
つくづく、プロってすごいですびっくり
 
お肉料理は富山県産の池多(いけだ)牛。
滋味溢れるお味

 

 

デザートは、クレーム・ブリュレにショコラのクランブル、イチゴ添え

 

お料理を作っておられる途中に、サッと一度取り出して、パリパリのキャラメリゼを作って、また冷やしておられました(登場して全貌が判明)

 

後からググったところ、直前にバーナーであぶってキャラメリゼにしないと、再び溶けてただのカラメルになってしまうらしい。

 

仕込みと、直前の仕上げ。

気の遠くなるような手順の積み重ねが、芸術のような一瞬のために繰り広げられます。

 

 

食後の飲み物は、コーヒー、紅茶、エスプレッソから選べます。

紅茶(ミルクティー)をいただきました。

 

 

2時間目安、とのことで2.5時間くらいでしょうか。
ゆっくりいただきました。

 

付かず離れずのサービスと、丁寧なサーブも含めて、大満足。

 

 

◆まとめ

富山といえばシーフード。5年前にもお寿司をいただきたいと思いつつ、逃した苦い記憶キョロキョロ過去記事参照

 

今回やはり寿司店も考えたのですが、地域の食材を活かして長くこの地で料理人をされているというところで、あえてフレンチ系kawazをチョイス。

 

結果としては大成功。

というのも、わかばはフレンチ・イタリアンといった西洋のお料理の経験値が(少々錆びついているものの)多分一番高いのです。

 

料亭などの和食や、回らない寿司などは、緊張が勝りそうキョロキョロ

 

また一方で、ミシュランの星付きレストラン巡りが趣味なわけではなく、旅先の土地のものを美味しくいただけたらいいな、という緩いコンセプト。

 

程よく上質で、でもあまりかしこまらなくても楽しめる時間を持てたのは幸せでした。

 

2日目の昼は、観光メインで移動先(出たとこ勝負)。

2日目の夜は、予約を入れて確実に席を確保。

3日目の昼は、予約なしでカジュアルな回転寿司を想定(天候でスケジュール変更したので、今回はかなわず)。

という感じで、メリハリをつけたプランとしました。

 

年間350日以上は、何かしらの自炊生活。

圧倒時なお料理、今回の旅のハイライトの一つとなりました。

 

 

 

 

参考記事:

KAWAZ(カワズ)/富山(タケマシュラン)

 

 

 

富山(富山県)「KAWAZ(カワズ)」 | フレンチ礼賛  *日にちが近い訪問日ですが、内容けっこう違うようで、びっくり。

 

 
 
 
旅の記録~まとめ記事~
 
過去記事:2018年の富山初訪問記