今シーズンは、もうサクラはおしまいかなと思っていたら、数日前に「まだまだ咲いてるよ!」とツイートが回ってきました。
開けてみたら、なんと人里(へんぼり)の枝垂れ桜!ここ、一度は見てみたいと思っていたんです。
ならばと、今シーズン初のヒルクライムの目的地は、こちらに決定。
調べてみたら、人里は、上川乗(かみかわのり)からすぐ近く。
昨年、一度トライしている甲武トンネルのコースをアレンジします。
大垂水峠〜藤野〜甲武トンネル〜上川乗〜人里〜武蔵五日市
多摩西部の自宅からオール自走で、約100km。
まずは最初のチャレンジ。大垂水峠から相模湖側に降り、初ルートの相模湖湖畔から藤野駅までを走ります。ここが繋げられると、自走の範囲が大幅に広がるのです。
この部分について、コースなどをブログ記事にしているものはなかなか見つけられず、えいやと行ってみることに。案の定トンネル一つありました。ただ通り道、と言うにはややハードな8%位の坂も含まれます。
体調は悪くないものの、あまりスピードのりません。藤野駅までで、全体の1/3近くの時間を要しました。今更ですが、大垂水峠の石碑、本当に無くなってしまったんですね。
大垂水のタイムは1分縮まったかどうか、という感じ。目的地ではなくウォーミングアップなので、心拍上げすぎないように、という守りの走りになりました。高尾・八王子周辺の美味いもの処はまだ開店前で残念。
そして開いてて嬉しい、藤野駅の観光案内所(ふじのね)。緊急事態宣言中はクローズしていたようですが、解除に伴い再開しています。←下調べ済み。
お気に入りの草もちありました!今回は、それに加えて、ゆず満月というお菓子も購入。どら焼きのゆず版という感じ。藤野はゆずが名産品ですからね。一個買い出来るので、補給食にぴったりなのです💕
※電車到着時間と重なってしまい、お手洗いが大渋滞でした。ハイカーさんの混雑時間は気をつけたい。
藤野駅から甲武トンネルへ。
神奈川、山梨、東京とエリアをまたぎます。
ちょうど良い塩梅の新緑・芽吹き。まだヤマザクラなのか花の美しいピンク色もちらほらと。道中、ウグイスはじめ鳥の囀り、キジも鳴いてたし、多分サルと思われる動物の姿も木陰にチラリと見かけました。
ああ、春だなぁ。綺麗だなぁ、と景色を味わいながら(でも大変!)のぼっていきます。そう、多分、わかばにとって、自然を味わう手段、旅としての手段がヒルクライムなのだと思います。
大好きな棡原(ゆずりはら)では、前回と同じく旧棡原小学校前で休憩。このあと、再びきつめの斜度になるので、よき休憩スポットです。
斜度的には2桁ありますが、15%とかはずっとではないので、あーもう無理と思いながらも何とか走れる。前回蛇行してチーティングした坂は、ほぼ直登できたので、かなり嬉しい
なんとか甲武トンネルに到着。
トンネル抜けたら、防寒具着込んで一気に下ります。最初の信号が、上川乗。ここを左折。再び上りになって涙目。枝垂れ桜がお目当てでなければ心折れてたかも。
そして、人里。
穏やかな陽気で風もあまりなく、ただただ見ほれてしまいました。
まさに至福のひととき。
ちょっと長めに休憩タイム。
下りは、下ハンが楽になってきたので、ゆっくりながらブレイク無しに下っても大丈夫でした。コアトレ効果を実感します
橘橋交差点まで、ほぼノンストップ。
大好きなちとせ屋さんの豆乳で、プロテイン補給。凍えるほどではないものの、上着着て下ってきていますので、ホットの温かさ(アツアツです)が嬉しい。
棡原側は南斜面、檜原側は北斜面寄りのせいか、檜原側は一段ひんやりしています。しかも下り。夏は逆ルートが良いかも。
そしてもう一段降りて、瀬音の湯に立ち寄り。
(もはやご褒美の連続)
こちら、無料の足湯があるんです。
以前伺った時には、足湯はコロナ禍でクローズしていたのですが、今はソーシャルディスタンス保って再開しています。
自走なので、温泉つかると、後がしんどいなと想定して、足湯程度ならどうかな?、とお試し。
足湯好きなので、非日常感というか、ご褒美感が嬉しい
小さいタオルを持参した甲斐ありました。
無料なので、せめてものお礼の気持ちで、補給用のお水はこちらの自販機で購入。自転車置き場の端にバイクを置き、すぐそばの自販機利用。
帰りは、幹線道路に出る手前の急坂は潔く歩きました。もはや激坂は上れない……。
そして遅めのランチ、やはり行列店もありましたが、三店目に入れました。
Canvas
武蔵五日市駅の目の前です。
こちら、特にロードバイクフレンドリーではないものの、グルメなロードバイク女子達に人気で、時々タイムラインに流れてくるお店なんです。
里芋ハンバーグのセット。
LINEのお友達割引で、100円引き。
セットドリンクのひのはら紅茶はプラス100円なので、その分がお得にいただけました。
丁寧に作られた、滋味あふれるお料理は感動の味
ライド後には、ことさら薬膳スープの美味しさが身体に染み渡りました
リーフで入れた紅茶も、ご褒美感♪
少人数運営なので、タイミングによっては少し時間かかります。
今回もちょっと時間かかりましたが、まあ、apple watchも電池かなり消耗していたので、充電がてらのんびり
輪行もありですが、時間も早めで日暮れまではまだまだ余裕あり、体力気力は残っていましたので、そのまま自走。が、スタートしたものの、向かい風もあり、最後の5kmはさすがにしんどかったですね。ジェル補給して気合い入れ、なんとか帰宅。
終わってみれば、1,500up
1,200upくらいかなーと思っていましたが、細かい上り返しもあるので。
●服装➕装備(8-17℃、ヒルクライム下りあり)
朝と日中の寒暖差が大きいのと、DNFの可能性も視野に入れての輪行袋持参のため、簡易リュックを背負って走りました。荷物の運び方、模索中。
長袖UVシャツ、スリーシーズンジャージ
冬用10分丈+スリーシーズンのレーパン
(温度調節:ダウンベスト、ウィンドブレーカー、ネックウォーマー、ヘルメットインナー)
●補給
一時間ごと200kcalを目標値で。
往路:
高尾山口近くのファミリーマート:(ジェル購入のみ)
藤野駅ふじのね: 草もち、紅茶花伝(補給食、お水購入)
旧棡原小学校前: ゆず満月
人里バス停: 草もち
橘橋ちとせ屋: 豆乳
遅めのランチ
武蔵五日市: canvasで里芋ハンバーグセット
復路:
残り5kmでジェル補給(森永のブドウ糖のエナジージェル、128kcal)←果糖ブドウ糖液糖ではないのと、カロリー低めだけど速攻性ありそうで、予備としてポケットに入れておくには良さそう。
お水:2.5L
(後半の補給が足りてない)
帰宅後、リカバリープロテイン2スクープ、ラテで。
●休憩の忘備録(目安)
高尾山口近くのファミリーマート 3min.
大垂水峠 3min.(ウェア調節)
藤野駅のふじのね 30min.(混雑)
景色良き撮影ポイント 3min.(撮影)
ハッピードリンク 3min.
旧棡原小学校前 10min.弱
甲武トンネル入口 3min.(撮影)
栗坂トンネル出口 3min.(ウェア調節)
人里バス停 10min.
ちとせ屋 10min.弱(トイレ休憩込み)
瀬音の湯 15min.
canvas 60min.強
浅川サイクリングロード 3min.
●ログ
◆まとめ
いやーーー、タフな100kmライドでした。
RL8デビューしてすぐに行った大弛が2,000upでして、これは大きな休憩を何度も入れながら丸一日かけて登ったんです。下りの最後は暗くなり始めるほどでした。それを除けば最高記録。
最近は、帰宅後や翌日に響かない位の負荷でのんびり楽しんでいたのですが、ひさびさに達成感ある、今の自分の精いっぱいライドになりました。
人里の枝垂れ桜も楽しめましたし、春のご褒美ライド早い時間に出発できたので、人里ではのんびり出来ました。青い空、新緑、枝垂れ桜、至福のひとときを堪能しました。
なんというか、心から生きてて良かったと。本当に人生が変わるような風景ってあるんだなと。旅好きなのですが、この感覚、忘れてました。
それにしても、藤野駅から上川乗までは、今回も行き交うのはメンズオンリー季節柄なのか時間なのか、チーム練の方も多く、華麗なスピードの走りに惚れ惚れ。これから鶴峠ですか?それとも和田峠?みたいな。
藤野や高尾との接続もいいし、まあトンネルはありますが、いいコースなんですけどね。都民の森へ通じる檜原街道、奥多摩周遊道路は、ロードバイクのみならず、車、バイクの往来もかなり多いので、個人的には棡原ののんびり感推し。
鳥のさえずりや道の脇に生えている草花も楽しみたい派なんですよね。
速くなれれば、それだけ遠くに行ける、到着地でゆっくり出来る(美味しいご飯や美しい景色が楽しめる)。険しい斜度のぼれれば、もっと行動範囲が広がる。そのために上手くなりたい、と心から思うのです。タイムトライアルは意義のある事だと理解していますが、わかばのモチベーションの源にはならないなぁ。つくづくレース向いてない
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