ゆき平鍋は、使っているうちに柄が緩んできます。実家母が長年使っていた、木屋のゆき平鍋は、遂に柄がとれてしまい、柄のない状態で使っていました(汗)。大きさは手頃なので、不便といいつつ使いやすいのだとか。とはいえ、どう考えても危ない……。
ネットで見ると、柄だけ販売しているようでしたので、日本橋の本店に持って行きました。

コレド室町の一階が、日本橋木屋の本店です。以前の本店は、現在建て替え中とのこと。
お店のスタッフに声をかけ、鍋のサイズを確認した上で、対応する大きさの柄を出していただきます。会計を済ませたら、その場で取り付けて下さるとのことで、さっそくお願いしました。
交換が、あまりにあっという間に済んでしまったので、写真を撮るタイミングを逃した!ひとつひとつの動作や声がけに、無駄がなく、さらさらと流れるようなのです。
対応して下さった方とは別の男性スタッフに鍋が手渡されると、さっと道具をセットし、
①木槌で柄を差し込む
②錐で穴をあける
③金鎚で二本の釘を打ち込む
という手順で取り付け完了。
個人的には、金鎚を打ちつける時の台が、電車のレールをカットしたものだったのがツボでした(笑)。
そして、あれ?と思う間もなく、丁寧にパッキンで包まれた鍋が目の前に置かれました。
さながら、お茶のお点前ですね。ルーティンワークで流されてしまうのと、手早いけれど安心感があるのは、紙一重ですが全く違います。しかも、全く気負ったところがありません。あくまでも普通に淡々としています。老舗、特に本店の底力を思い知った瞬間でした。
実はこの鍋、20年前に、わかばの初ボーナスで母にプレゼントしたもの。しまい込んでいたわけではなく、日常的に使っていました。にもかかわらず、鍋の本体はびくともしてないです。使い込んだ、外側の焼けは、いったん目をつぶります。
今回、柄が新しくなったことで、また新品同様に活躍しそうです。塗装をしていない、素のままのきめの細かい木肌が、滑りにくくて、手になじみます。
ネットで見ると、柄だけ販売しているようでしたので、日本橋の本店に持って行きました。

コレド室町の一階が、日本橋木屋の本店です。以前の本店は、現在建て替え中とのこと。
お店のスタッフに声をかけ、鍋のサイズを確認した上で、対応する大きさの柄を出していただきます。会計を済ませたら、その場で取り付けて下さるとのことで、さっそくお願いしました。
交換が、あまりにあっという間に済んでしまったので、写真を撮るタイミングを逃した!ひとつひとつの動作や声がけに、無駄がなく、さらさらと流れるようなのです。
対応して下さった方とは別の男性スタッフに鍋が手渡されると、さっと道具をセットし、
①木槌で柄を差し込む
②錐で穴をあける
③金鎚で二本の釘を打ち込む
という手順で取り付け完了。
個人的には、金鎚を打ちつける時の台が、電車のレールをカットしたものだったのがツボでした(笑)。
そして、あれ?と思う間もなく、丁寧にパッキンで包まれた鍋が目の前に置かれました。
さながら、お茶のお点前ですね。ルーティンワークで流されてしまうのと、手早いけれど安心感があるのは、紙一重ですが全く違います。しかも、全く気負ったところがありません。あくまでも普通に淡々としています。老舗、特に本店の底力を思い知った瞬間でした。
実はこの鍋、20年前に、わかばの初ボーナスで母にプレゼントしたもの。しまい込んでいたわけではなく、日常的に使っていました。にもかかわらず、鍋の本体はびくともしてないです。使い込んだ、外側の焼けは、いったん目をつぶります。
釘の間にある数字が、鍋のサイズ。これは18cmです。2cm刻みで鍋のサイズがあり、柄もそれぞれサイズがあるので、細かく違うと思われます。
今回、柄が新しくなったことで、また新品同様に活躍しそうです。塗装をしていない、素のままのきめの細かい木肌が、滑りにくくて、手になじみます。
そうそう、こんな感触。しっかり手が覚えていました。
台所用品のうち、特に鍋は、ふたのつまみは交換出来るものもありますが、持ち手の樹脂が溶けてしまったり、欠けてしまったりすることで、寿命になることが多い気がします。わかば自身は、5年周期位で、ティファールを使ってきましたが、フッ素樹脂のものは、おおよそそのくらいが耐用限界です。
一番傷みやすい持ち手部分に木を使い、安価に交換出来る仕様にすることで、より長い間使うことができる。これは、ある意味、道具の究極の構造ではないでしょうか。今回はお店で取り付けていただきましたが、DIYの心得があれば、自分でも簡単に付けられます。
しかも、20年前に買ったものと、今売っているものの、パーツも共通。木屋のゆき平鍋は、本当に完成されたデザインなのですね。
スマートフォンやタブレットの、製品寿命の短さとは、対照的です。こちらは、まだ世に出て間がない発展途上の製品ですから、むろん仕方ない面もあります。
一生もの、と気負うと使わなくなり、何気なく手に入れたものが、10年単位で毎日のように活躍することもあるから、また難しい。
道具のこと、日用品のこと。特に、お気に入りを修理して長年使い続けることが、今、とても気になっています。
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台所用品のうち、特に鍋は、ふたのつまみは交換出来るものもありますが、持ち手の樹脂が溶けてしまったり、欠けてしまったりすることで、寿命になることが多い気がします。わかば自身は、5年周期位で、ティファールを使ってきましたが、フッ素樹脂のものは、おおよそそのくらいが耐用限界です。
一番傷みやすい持ち手部分に木を使い、安価に交換出来る仕様にすることで、より長い間使うことができる。これは、ある意味、道具の究極の構造ではないでしょうか。今回はお店で取り付けていただきましたが、DIYの心得があれば、自分でも簡単に付けられます。
しかも、20年前に買ったものと、今売っているものの、パーツも共通。木屋のゆき平鍋は、本当に完成されたデザインなのですね。
スマートフォンやタブレットの、製品寿命の短さとは、対照的です。こちらは、まだ世に出て間がない発展途上の製品ですから、むろん仕方ない面もあります。
一生もの、と気負うと使わなくなり、何気なく手に入れたものが、10年単位で毎日のように活躍することもあるから、また難しい。
道具のこと、日用品のこと。特に、お気に入りを修理して長年使い続けることが、今、とても気になっています。
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