
時代を変えるかもしれないゲーム向け 無料 OS 「Steam OS」 Linux フリーOS
パソコンの「OS」といえば「Windows」か「Mac OSX」というのが一般的な認識でしょう。そして、ちょっとパソコンに詳しい人は、無料で使える「Linux OS」をご存知だと思います。
「Windows」はMicrosoft社が販売している一般向けで、世界一のシェアを持つOSです。そして「Mac OSX」はApple社の製品にのみ搭載されるOS。どちらも大企業が制作・販売しているものです。
そして「Linux OS」はオープンソースと呼ばれる無償で改変可能な状態で配布され、一般向けにカスタマイズされた「ディストリビューション」というものが出回っています。ただ、基本的には有志のボランティアでプロジェクトとして運用されているため、安定性や操作性、ハードウェア機器への対応などでは「Windows」に及びません。特にパソコン初心者の方にとっては難しいOSでしょう。
その「Linux」をベースに、間もなく新たなOSが生まれようとしています。それが3DPCゲームプラットフォーム「Steam」の開発している「SteamOS」。
「Steam(スチーム)」とは、パソコンゲーマー御用達のゲーム配信サイトで、無料・低価格で高ビジュアル・美麗グラフィックスの最新3Dゲームをダウンロードして遊べるサービスです。3Dゲーム開発用のゲームエンジン(ミドルウェア)が低価格化し使いやすく進化したため、アメリカではインディーズのゲーム・メーカーが増えています。
それらのゲーム・メーカーがユーザーを求めて、どんどんSteamに参入しているのです。日本ではSONYのプレイステーションや任天堂のWii、MicrosoftのXBOXなんかが人気ですが、海外ではそういったコンシューマ機を離れ、PCゲームのプラットフォームとして「Steam」が大流行しているのです。
既に日本語にも対応し、様々なゲームがアップされています。基本ゲームの購入や課金はドルなのでクレジットカードの登録が必要ですが、ある程度高性能なパソコンならばSteamで簡単にゲームをダウンロードして遊ぶことが可能です。
そんなゲーム業界の風雲児的な会社が、Linuxをベースにゲーム・ゲーマー向けのOSを開発しているのです。
企業が開発しているので、当然他のLinuxディストリビューションよりも安定し、操作しやすいUIになり、様々な用途への発展も期待できます。メインはゲーム用ですが、音楽や映画などのコンテンツも充実し、新しいプラットフォームを目指しているようです。
開発中のデスクトップ画面はコチラ。

「Linux対応アプリケーションはどの程度動くのか?」「ゲーム以外のアプリケーションへの積極性は?」など、今はまだ海の物とも山の物ともつきませんが、ゲーム業界の注目度は高く、期待ができるOSです。
同時にゲーム機本体やコントローラーも開発しているらしく、まずはコンシューマ機と勝負することになるでしょう。ただ、ベースがLinuxなのでアプリを一般の人が開発出来るようなSDKやミドルウェア、アプリ配布のプラットフォームを上手く作れれば、WindowsやMacのシェアを食えるかも知れません。
「永久に無料で大企業が管理・運営するOS」というのが非常に魅力的です。方向性をゲームに固定し過ぎたり、有料コンテンツの販売に欲をかいて失敗しないことを祈るばかりです。
●Steam オンラインゲームプラットフォーム
●SteamOS 告知ページ