「お父さん、お母さん、数学が何の役に立つの?」
そんな風にお子様に尋ねられたことが皆様にもあると思います。
私も数学が苦手だった中学校時代、そんな疑問を常に抱いていました。
しかし、今なら幼い自分にはっきりと教えることが出来ます。
「数学はお前の人生の選択の幅を広げるんだ」と。
例えば今、環境問題、エネルギー問題が非常にクローズアップされています。
そういった社会背景のもと、「エネルギー管理士」という資格が脚光を浴び、企業でも重要な位置づけになっています。
これは、平成22年の改正省エネ法に基づき、これまで対象とならなかった小規模事業者も、省エネに取り組むことが求められるようになったからです。
このように法改正によって、エネルギー管理士は、企業コンサルティングをする上で非常に面白い資格になりましたが、高校3年生で私大文系を選択した私にとって、一からエネルギー管理士を勉強することはハードルが高く、非常にコストパフォーマンスが悪い資格であり、高嶺の花と言えます。
そんな私のような失敗は枚挙に暇がないことでしょう。いま子ども自身には必要性が感じられない勉強も、これから先の混迷する日本社会では、まさにその勉強、知識が自分を救うことになるかもしれません。
一般社会に出てから大学に戻り医師を目指す人も増えています。いったん社会に出たことで自分の道を見出した方がそれだけ多いということでしょう。
医師になるには非常にお金がかかりますが、私大となるとさらにお金がかかるため、国公立を目指す人が少なくありません。
そうなると中学校時代の基本5教科の勉強の基礎があるかないかで、ここでも人生の選択肢が大きく影響されることになります。
親はいつまでも子どもの手を引いてあげるわけにはいきません。
たとえいまお金があっても、お金すら貨幣価値の変動により、いつまでも絶対とは言えない時代です。
そういう世の中において、親が子どもに残せるものは、知識と知恵、つまり教育ではないでしょうか。
私ごとで恐縮ですが、私は学生時代から面倒くさがりやで、いつも自分が楽な道を選んできました。
しかしその分、結局あとでその何倍もの苦労や後悔・・自分の選択ミスを悔やみました。
そのとき私を助けてくれたのは、自分の知識とそれを裏付ける国家資格を初めとする各種の資格でした。
人事労務の専門家としての社会保険労務士、行政手続きの専門家である行政書士、お金のプロフェッショナル、ファイナンシャルプランナー、心の専門家である心理相談員や産業カウンセラーといった資格を得るための知識、またその資格を使って様々な業種の企業や個人のアドバイスを行ってきた経験は、何物にも変えがたい経験であり、その経験、知識を次代を担う子どもたちに伝え、子どもたちにも自分の未来を切り拓いて貰いたいと考えています。
これから先、どのような時代、社会に変わっていくとしても、10代という多感な時期が、その人間形成の上で非常に大切な時期であり、彼らの大きな可能性の基礎を作る時期であることに変わりはありません。
私たち放課後ファミリーのメンバーは、子どもたちの道しるべである、社会人としての役割と責任を自覚し、それに応えることを責務とし、学習指導や進路相談を通じて、ひとりひとりの子どもと真剣に向き合い、彼らが一歩を踏み出すそのときのために、学ぶことの意義・努力することの大切さ、そして子どもたちひとりひとりが、自分自身の人生の主役となるためのサポーター役でありたいと考えています。