義母を駅まで送って行く時に、


ジュンからメールが来た!



『おしおきしちゃおうかな』



『どんなおしおきでも何なりと…』と返した。とにかく、ジュンがメールをくれた事が嬉しかった。



まだ頭がボーっとしている。今頃酔いがまわってきたみたいだ。



『今日…なべさんから今夜会いませんか?って誘いのメールきたけど、それはトラップなの?』


なんか、へんな事聞いてる私…



『なべさんにトラップ??知らないよ。』とジュン。




しばらくして、またジュンからメールが…



『まだ、僕と会う気ありますか?』



『もちろん。…でも…昨日から寝て無くて、頭まわらなくて…』



『落ち着いたら、会いましょう おしおきを考えておきますね おやすみ』





とにかく、また会えるんだ。よかった…


私は安堵につつまれた。




気がつくと、義母はとうに駅に降りていた。


全く気付かなかった。




旦那が車に戻ってくる。



『なに、ボーっとしてメールしてるの?お母さん、かりんが何話しても上の空で元気ないって心配してたよ』



ああ…、メールに夢中でなにも覚えてない…ダメダメ嫁だ、わたし…




その夜はぐっすり眠った。






今日、愛しのジュンは妻と2人で映画デートに出かけている。


昨日、そう言ってた。



でも、嫉妬しない。なぜなら?ジュンを愛してるから。




妻は『僕と妻の1778の物語』を観たいと言ったらしい。


うんうん。夫婦で観るには最高の映画だ。



ところが…だ。



『シネマコンプレックスっていいよね~。別々に映画が観れるから…』


『え~っ!?一緒に観ないの?』と私。


…あれって夫婦の物語でしょ???


『だって、邦画には全く興味ないし…』とジュン。



以前、私と一緒に行った映画は確か邦画だったと思うあせる



同じ時間に映画館に行って、夫婦別々の映画を観る…



まぁ、それはそれでいいんだけど…



奥さま、ジュンと一緒に観たかったんじゃないかな~なんて思ったりして。複雑な女ごころ…




でも、私は奥さまと仲良くしてるジュンが好き。家族を大事にしているジュンが好き。



休日に何もすることなく、パチンコで時間つぶしてるジュンは嫌い。




本当に人を好きになると、相手の幸せを本気で願うもの…


あとは、絶対的な信頼と安心感かな…愛されてるっていう安心感…



ここまでくるのにいろいろあったけど、



婚外恋愛で辛い思いをしている人…いっぱいいると思う。



私も、そうだった。




でもね。人それぞれだけど、


『恋は奪うもの。愛は与えるもの』


っていう意味が今、ようやく分かろうとしている…




ジュンにはいつも笑顔でいてほしい。



他に恋人つくったら、やだけどね。奥さまは大事にしてほしい…


だって、ジュンの遺伝子持った子ども2人も命がけで産んでくれた人だもの…



心から、そう思うんだ…




















あろうことか、その日にジュンから『あてがわれた』第七の男から誘いのメールが入った。


『今夜、会えない?』と昼間にメール。


しかし、フリーメールアドレスしか教えていなかったため、気付いたのは、ジュンからのメールの直前だった。



私は冷たく


『何の用ですか?』と返事した。


すぐに返信が来た。


『あの濡れ具合が忘れられなくてね…ジュンには内緒にしておくからさ…』




それどころではなかった。


それきり、返事は出さなかった。



もう、何もかも信じられない。


これも…ジュンのトラップとしか思えなかった…