Rise!!! | EXCEED OFFICIAL BLOG
先週の金曜日に”Dance Project Dragon Hive Dance Performance vol.00 『Rise』"と言う舞台に出させて頂きました!!!!!!




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この舞台は札幌舞踊会 の神村拓一朗さんの演出の舞台で東京、福岡、札幌と各地から最高のダンサー、アーティストが集まりました!!!!!!




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実は今回この舞台は急遽、突然やる事が決まりました目




それには理由があるのです。




実は、自分が出演を依頼されたのも本番2週間前!!!!!!





拓一朗さんとは昔15年程前に某皇族の前でパフォーマンスをして以来、久々となります!!



その時は今回のメンバーでもあるヒロツグさんやジャンベ奏者のタケも一緒でした!!!!!!






今回なぜ急遽、この舞台をやる事になったというのは拓一朗さんのFBから抜粋して拝借いたします。



以下、FBより



今日は父の日ということもあるし、もうすで周囲の方々には知れているということで、

ここで理由を話したいと思います。

何故、6月14日にDragon Hiveの公演を行ったのか? 

しかもひと月前の6月13日に決めたのか?


 それは、親父が・・・癌になったからです。


喉頭癌というもので、ステージ4というカテゴリだそうです。

 いわゆる末期というものです。

4月のはじめに、病院で発覚して、そのまま入院したそうです。

 ・・・余命あと3か月・・・

それが父に残された時間だそうです。

そのことを僕が知ったのは、4月の半ばでして・・・僕より先に照明、裏方さんたちでした。

僕のことを御存知の方はよくおわかりでしょうが、親父と僕の関係は最悪でした。

なにしろ10年以上、疎遠でしたから・・・仕事で2、3回顔を合わせた程度で・・・

なので、5月5日の支部・カルチャー発表会が終わるまで、見舞いには行きませんでした。

初めて病院に行ったのは5月6日 月曜日・・・

そのときの会話はおぼえています。

わずか15分程度・・・話しました。

後から聞いた話ですが、

「まさか来てくれるとは思わなかった。」

と、言っていたそうです。

それから、水曜日、木曜日、金曜日と訪れ、まだ会話もお互いぎこちなく、いつも20分ぐらいで、

「もう大丈夫だから帰っていい。」

なので、帰っていましたが、土曜日・・・

来ると伝えず、病室を訪れたら、身体を小さく丸めて眠っていました。

それを見て・・・なんだか複雑な気持ちになってしまい・・・まぁ、うまく説明できません。

周囲の方々にきくと、僕の来る時間だけ起きていて、あとは眠っている時間の方が多いと・・・

そんな経緯もあり、5月12日の日曜日・・・僕は自分の中で何か掻き立てられ、でも迷っていました・・・。

そして、5月13日月曜日、初めて親父と長く話しました・・・こんな会話をしたのは41年間生きていて初めてで・・・


「僕はね、いつか自分の舞台をあなたの照明でやりたかったんだよね。」

そう、あと10年ぐらいして、少しは親父に追いついてから照明をしてもらいたかったと、札幌で舞台活動をはじめてから思っていたことでした。


 「いいよ、すぐにでもやるよ。」

 「じゃあ、6月ぐらいにやろうか?」

 「ああ、いいさ。」

 ・・・言ってしまった。


 ・・・・・ここからはもう自分の回想・・・・

 もう舞台をやるしかない・・・決めたさ・・・

 すぐにコンカリの照明家である高橋まこしさんに電話・・・一番融通が利くのが、コンカリだから・・・

 空いているのは、6月14日、19日、20日・・・

 すぐさま、舞台監督の下澤さんのスケジュールを訊き、また、かいち、エガちゃん、ミヤくん、茂呂剛伸にスケジュールも訊く。

 みんなが日程を調整している間に、舞台の段取りを病院のロビーで考える。

 iPadのノートに、台本の叩き台をすぐに書く・・・

 Dragon Hiveとして、いま舞台でできるネタは、「万物流転」と「アーキテクト」のみ・・・

 しかし、キックはインド&デンマーク、自分の事情で呼ぶわけにもいくまい・・・そんな中、ミヤくんが全部NG・・・当たり前な話、スタジオの代表がそう動けるわけがない。

 頭をフルに回転させる・・・そうだ、ひろつぐ・・・

 急いで電話をかける。

 「あ~い、タクちゃん、元気~~~?」

 「ひろつぐ、頼みがある!」

 「え? 俺、いまドイツですが? これ国際電話よ? どした?」

 事情を話す。

 「わかった、本番の日含め、10日空ける! ギャラはいらん!」

 会話した時間わずか3分・・・

 そして、僕は東京の萌絵のことが頭に浮かび、なんとなく直感で必要と感じ、急いで電話してみる。

 なんと14日に開校記念日という奇跡!!

 そんな中、 かいち、エガちゃん、茂呂剛伸のスケジュールの確保が取れる。 

 もうすでに頭の中は14日に舞台決定・・・

 夜に、タカくん、そして福岡のワキくんも抑えた。

 これでなんとなく形が見えたがまだ不十分だった・・・

 でもやるしかなかった。  

 必要なピースはなんだろう? 

 そうだ、武だ!!

 ダンススタジオ舞人の看板ダンサーの一人、西野武・・・

 共通点がないと思われますが、実は15年前にあるところで共演していた、すごく仲良くしてくれた漢気のある男・・・

 何故思い浮かんだかというと、少し前に武が代表に、

 「拓一朗さんの映像ってどうやっているんですか?」

 と色々食いついていたらしいので、いつか話してやりなさいと言われていた。

 おそらくそういうのも縁なのであろう・・・舞人代表の宏瀬先生にお願いした。

 僕より先に親父のことを知っていた宏瀬先生は、

 「武くんが大丈夫なら、僕はいいですよ。」

 快く言ってくださった。

 そして、武も快くOKしてくれた。

 さらに、トラックスのミヤくんがNGだったので、スズもダメであろうと思ったのだが、次の日の14日に、

 「僕だけでも協力させてください!!」

 これで、ピースが揃った・・・いや、そうじゃなかった・・・。

 映像の高田さんとの打ち合わせで、映像表現を使った作品がスケジュール的に不可能だということを知り、僕の台本から一作品まるまる穴が空いた・・・

 どうする・・・?

 すると、奥山先生が、

 「小野くんはどうだろう?」

 JAZZの小野くんだった・・・急いで電話する。

 「OKです!! 是非やらせてください!!」

 なんとかなった・・・ここまでで、12日かかる・・・。

 また、僕の台本・構成の中で、由利子先生、林先生の作品が必要で、それをお願いするのに、事情を話さねばならなく・・・そこでも時間がかかったが、快く承諾してくれた。

 でも、もう引き受けてくれる前提で、僕は曲を作っていた・・・もうなし崩し的なもんだった。

 由利子先生のイメージに合うよう曲を編集したら、

 「最後の曲が、好きすぎて作れない・・・。」

 それだけ感情移入してしまったとのこと・・・

 そして、これも秘密であったが、最後の横岡と茂呂昇太朗の踊りは代表の振り付け・・・当初、曲を渡したら、

 「聴くだけで泣ける・・・振り付けは無理だ。」

 と言う・・・みんなそれぞれに想いがあるのだ・・・。

 横岡は、親父、昇太朗は、僕だ。

 代表は本番が終えるまで、横岡にこの事実を伝えなかった・・・彼は優しいからそのことを思うだけで泣いてしまうから・・・と。

 本番を終えたあと、いきなり横岡は僕に寄り掛かり泣きだした。

 「そんな事情だとは知りませんでした!!」

 代表と僕の方が落ち着いていた・・・

 この舞台がなければ、僕は病室の親父を見てはなんだか心苦しくなっていたかもしれない・・・でも、舞台をやるということが、それを忘れさせてくれた・・・。

 それは、親父もそうで・・・癌が小さくなっていた。

 親父も戦っていた、毎日の抗がん剤と放射線の治療で、顎から下が火傷状態・・・ほぼ安静の状態でプランを考える・・・サポートするのは、まこしさんで・・・

 ぶっちゃけ言うと、照明はまこしさん90%以上、親父10%も満たないと思う・・・けれど、

 「照明は新村さんの名前で・・・僕はその名前に恥じないように照明をします。」

 僕も親父の状態を見て、少しでも舞台に関わってもらおうと、「書」を書いてもらったり、Tシャツのロゴなど考えてもらったりした。

 スタッフさんたちも、親父の縁がある方々ばかり揃って、全員が協力してくれた・・・。

 喉頭癌は小さくなっている・・・けれど、リンパに転移したのが大きくて・・・

 それを取るには喉頭癌を切除するしかなく・・・それは声帯や食道を無くすということ・・・

 「拓一朗、俺はそこまでして生きないからな・・・。」

 最後まで声を出せるようにしたい・・・最後の最後まで舞台の仕事をしたいと言う。

 余命は、もはや2か月ではなくなった・・・気力が蘇ってきているから・・・でも予断は許せない状況で・・・でも毎日戦っている。

 「なぁ、拓一朗・・・次はなにしようかね?」

 今日、親父の首をマッサージしているときに親父はそう言った。

 「・・・もう考えているよ。」

 「そうか、楽しみだね。」

 父の日だから、一緒に撮ろうと言って、撮った写真・・・うまく撮れたかはわからないけれど、親父との写真はこれがはじめて・・・

 

 ・・・さぁ、次はもっと面白いことをしようか・・・。








拓一朗さんのお父様は北海道を代表する照明家!!!!!!






自分も尊敬する照明家でもあります!!!!






そんな、熱い思いで出演者全員が集まりました!!!!





実際、練習を含めたリハーサルは1週間も無く、実際メンバー全員が揃うのは本番の日のみという過酷なスケジュールの中でスタートしました!!








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リハーサルはメンバー全員が真剣に短期間の中、集中して行われました!!





本番前日にメンバー1人を抜かし全員が揃いリハーサル!!





本当に良い人達ばかりで、このメンバーだから出来た舞台と言っても過言ではありません!!!!!!




photo:06







そして、本番!!!!!!





当日、入りした福岡からのWAKIさん!!!!!!





photo:07







みんなの心配を覆す程、ビデオのみで覚えてしっかり合わせる事が出来たのはさすがです!!!!!!!!





みんな心を一つに本番を終える事が出来ましたアップアップアップ





photo:08








実は自分の父親も三年前に癌で亡くなりました汗





メンバーそれぞれに色々な思いがあり、気持ちも一つになれ素敵な舞台になったと思います!!!!!!






人との繋がりを大切に、熱い思いを大切に、感謝と感動を大切にまた繋げていきたいと思います!!!!!!





ダンスが色々な人と繋げてくれて成長させてくれる!!!!!!





改めてダンス最高と思いました!!!!!!!!


拓一朗さんを始め、ひろつぐさん、TAKAくん、EGAさん、かいちろうさん、WAKIさん、SUZU、タケ、小野さん、全ての人達に感謝!!!!!!



素晴らしい舞台をありがとう!!!!!!



♪( ´θ`)ノ