本日午後は、前職の会社の同僚が開催する
ワークショップへ参加してきました。
同じ会社に所属しながら、社外のとある方を共通の師と仰ぐ
その方とは、密かに近しい価値観を持つ仲間と思っていたので、
とても楽しい一時でした。
興味深かったのは、師匠や本から同じような教えを得ていたにも関わらず、
実際に教えを行動に移すタイミングや、やり方が結構違っていた点です。
*****
「実行」という一歩を踏み出すのに必要な「理由」は様々です。
上記の同僚にとっては、
①自分が一歩踏み出して変わりたいと、数年に渡り思い続けていたこと
②自分が実行しようとしている方法論・背景にある思想が
複数の人や本で提唱されているのを肌で感じ、
「筋がいいものである」と思えたこと
が決め手だったそうです。
私の場合は、変化の理由は
①自分が一歩踏み出して変わりたいと、そのときに強く思ったこと
②憧れる諸先輩方が実行してこられた道、方法論であり、
自分の裁量が大きい(自由であり、自己責任の世界である)こと
が決め手になります。
*****
ややマニアックですが、
MBTIという心理学のメソッドに照らし合わせて考えると、
(※MBTIについては過去の記事参照)
情報を集める知覚機能(S/N)と、判断機能(F/T)の組み合わせと
関係しそうです。
(※詳細は、「MBTIタイプ入門 第6版 P.37 ラーニングスタイル参照)
一歩を踏み出すのに必要なのは、
褒め称えられることか、
段階的な説明を十分に受けることか、
論理的かつ、実践的な理由を理解することか、
個人として、友人として暖かい支援と承認を得ることか、
自分で自由にできる裁量を感じられることか、
頻繁にプラスのフィードバックを受けられることか、
大きく、かつ知的なチャレンジであると思えることか、
など、様々です。
どれか一つの理由が決め手になるかもしれませんし、
複数の理由が重なり合って初めて、一歩を踏み出す決め手になるかもしれません。
*****
いずれにせよ、自分がどのような時に
「わかっているけれども一歩が踏み出せない」状態から
「一歩を踏み出してみる」という状態に持って行けるか。
一歩を踏み出す決め手、いわば自分なりの「発射ボタン」を
自覚することは、行動から変化を生み出すために有効と思われます。
その「My発射ボタン」が分かっていれば、
「一歩踏み出した方がきっといいとは分かっちゃいるけどできない」
という自分に気づいたときに、そのボタンを押すことができます。
「分かっちゃいるけど、できない。しかもどうしたら自分が動くか
今ひとつ分かっていない」状態より、遥かに行動が早く起こせそうです。
例えば、私の場合は憧れの方に、「それが大切なんだよ!やりなよ!」と
直接言っていただくことは、強力な発射ボタンです。
みなさんの「My発射ボタン」は何でしょうか?
たまには、言葉として認識してみるのもおすすめです。