人と関わった数だけ、自分の立ち位置が客観的に見えてくる。 | Mind Shift

Mind Shift

「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。

本日は、随分と毛色の違うコミュニティ3つへ参加してきました。


まず、1つ目は、某戦略コンサルティングファームで、
ばりばりの現役コンサルタントとして活躍されるTさんが主催される
超少人数制若手向け勉強会withランチ。

お仕事は、日本にあまたある職業の中でも片手の指に入るほど、
求められるアウトプットのクオリティー、時間などあらゆる面において
ハードワークなはずなのに、なんとも柔らかい物腰の方。

プロのコンサルタントとして、高いコンサルフィーに見合う
バリューを出すための極意を惜しげなく、
そして私のような素人にも分かりやくお話いただきました。

ここは、仕事・キャリアに対して、自分と近い価値観の、
超憧れの人がいて、自分に喝を入れる場所、と言えます。



2つ目は、保育士をされている知人の方が主催される、
こどもの教育について、ゆったり、まったり考える対話会へ。

紅一点だったランチとうって変わって、女性比率が9割を超える、
しかも20代前半の見た目ほんわか女子が多数集まる、やわらかい
雰囲気の場所でした。

保育士や児童館で、常日頃から子どもと直に接して働いている方が多く、
こちらでも普段は接することが少ない方々との出会いがありました。

そして、「教育」という共通の関心テーマについて、
自分の意見を何も気にせず、議論の場に出してみることができました。

ここは、仕事・キャリアに対する価値観が自分とは結構違う
(が、他の参加者同士は近い価値観を持っている。自分だけが違うアウェイ環境)
方から、リアルな声を聞いたり、自分の声をぶつけてみる場所と言えます。



3つ目は、ボランティアとして関わっている団体のフットサルイベントへ。

二十歳前後の若者を中心に、スタッフ、ボランティア(社会人/学生)が
老若男女20名近く集まり、汗を流しました。

お父さんに連れられてきた、小学生のサッカー少年2人が何ともかわいく、
20代にして、初孫を眺めるおばあちゃんのような顔をしていたと思います(笑)

体力が落ちたとわめきながら、化粧が総崩れになるのも構わず夢中で走り、
こけたり、ボールをすかし蹴りしたり、沢山笑って笑われた一時でした。

ここは、今日行った3つのコミュニティの中で、
仕事・キャリアに関する価値観は最も多様ですが、
それについて頭で考えたり、言葉で対話することはなく、
純粋にその場を身体的感覚で楽しむ場所、と言えます。



3つの毛色の違うコミュニティへ参加した一番の気付きは、
「人と関わった数だけ、自分の立ち位置が客観的に見えてくる」
ということです。


例えば、1つ目の勉強会では、プロのコンサルタントの方の
思考法、行動様式のお話を聞きながら、普段の自分の思考法、行動様式を
照らし合わせ、振返ることで、自分になかった視点をクリアにすることができました。

憧れの地から、いまの自分がどれだけ離れているか?
という立ち位置が分かるようになります。

2つ目の対話会では、自分の考えを、
自分とは異なる価値観の方に伝え、感想をもらうことができました。

「あ、こんなところに共感してもらえるんだ」という意外性や
「こういう風に話すと、全然伝わらないんだな・・・」という気付き、
「同じ現象を見ても、違う見方もあるんだな!」という発見があり、
自分の考えが、あまたある考えの中で、どう受け止められるか、
という立ち位置が分かるようになるのです。




自分と同じ人、つまり自分と対話することは、
自らの考えに形を与え、価値を生み出すための第一歩として
必要なことだと思います。

でも、だれかに価値を「届ける」ためには、
自分の立ち位置を客観的に見つめることは欠かせないもの。

自分の立ち位置を客観的に見つめるためには、
自分と違う人と沢山関わることが大事、と改めて思った1日でした。

自分の立ち位置を自在に表現できるかどうかはまた別問題なので、、
また改めて考えてみたいと思います。