17日は、友人宅にてろうけつ染めに挑戦。
家にこもりっきりのおばあさまが身体を動かす機会になるように、
ということで昔習っていらっしゃったろうけつ染めを教えて頂きました。
ろうけつ染という仕組みを理解した上で、
自分でデザインし、染色をし、仕上げる、
という工程はかなり自由度が高かったです。
真っ白なハンカチ大の布を目の前にして、
「さあ、なんでもいいいから好きなデザインを書いてごらん」
と言われても、何も考えていないと、フリーズしてしまいます。
いくつか見本を見せていただきながら、
こんな感じにしたい、という漠然としたイメージをつくりあげて伝え、
よりそのイメージに近い見本やデザインを探してきて、
参考にしながら書きあげました。
私は、「さくら」を模様にしたい、ということだけ決めていて、
どのような色をのせるか、どのような配置にするか、
どのようなデザインにするか、ということを色々と見本を見せていただいたり、
アドバイスいただきながら決めました。
色々な見本のエッセンスを真似して、組み合わせたデザインでつくった
ハンカチの仕上がりは、染色工程で初心者らしいはみ出しを沢山したので
だいぶ味のあるものになりました(笑)
見栄えはとても売り出せるようなものではありませんが、
間違いなく、世界で一つだけのオリジナルなハンカチができました。
考えてみると、
「色々な見本のエッセンスを真似して、組み合わせて、オリジナルをつくる」
というのはキャリアを描く際にも全く同じことが言えそうです。
ゼロから全く新しい仕事、キャリアをつくれる人は相当珍しいはず。
ロールモデルとなる人のエッセンスを学び、
真似をして、取り入れられるところを取り入れ、
さらに別のロールモデルとなる人からエッセンスを学び、
また真似をして、取り入れられるところを取り入れ、、、、
ということを繰り返し、
自分なりに咀嚼、組み合わせて、オリジナルなキャリアに昇華させていく。
自分はこれまでどのようなエッセンスを取り入れてきたのか。
ハンカチをみながら、改めて振返ってみた一時でした。