スウェーデンからの転入生の「冬休みノート」にみる、「生きる力を育む問い」 | Mind Shift

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「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。

2013年になりました。

元旦は、こじんまりと家族でおせちを食べ、その後初詣へ。
あとは、大晦日に引き続き、読書と環境作り。


その合間、一冬前の記事ですが、こんな記事を興味深く見ていました⬇

スウェーデンから転入して来た子の冬休みノートを見て感じた
これからの日本の教育に必要な事



この記事を書かれた方は小学校の教職員の方のようですが、
その方の学校では、冬休みの宿題で、夏休みの自由研究と同じように、
「冬休みノートの作成」というのがあるそうです。

多くの子が、漢字や計算ドリルの復習、日記、作文、読書記録などを
行う中、スウェーデンからの転入生の生徒さんが取り組んだのは
「意見文」だったそうです。
保護者の方がテーマを設定し、それに対する自分の意見を英語で書いたものです。

まず、テーマが、秀逸です。

「1.週末を友達と過ごすことの良い面と悪い面について、
    あなたの経験をもとにあなたの考えを書いてください

 2.東北大震災の復興に向けて、日本が取り組む必要があると思う事を3つ、
  どうしてその取り組みが必要なのか理由とともに書いてください

 3.あなたは日本から惑星αへの平和の大使として派遣されることになりました。
    そこで、大使として向こうに持っていく道具を3つ選んでもらいます。
    3つ道具を選び、なぜその道具が必要なのか長官を説得するための手紙を書いてください」


Wow・・・!


しかも、その子の意見というのが、例えば3.について、


「持っていく道具3つは、
 ①惑星αと英語の翻訳機・・・絶対にコミュニケーションが必要だから
 ②日本の食糧の種・・・向こうの星が貧しい状態にあるかもしれないし、食糧を増やしていく事は必要だから
 ③ビデオなどの科学技術がつまった装置・・・お互いの科学技術があれば、お互いにより豊かな生活が実現できるようになるから」


Woooow・・・!




12歳でこの意見が出てくることに、
そして、こんな問いかけを自分の子どもにできる保護者の方に、
初期教育の理想型を垣間見た気が致しました。


きっとこの子は、自分で考え、意見を持ち、周囲と強調しながら行動し成果を出す人に
育ってゆくことと思います。いや、むしろ、すでにそうなのかもしれないです。


間接的な情報ではありますが、この「意見文」ノートから読み取れる
初期教育のエッセンスを洗いだしてみると・・・

・よい面と悪い面をセットで考え、多面的な考え/大局観/他者への配慮を育む

・自分の経験とひも付けさせて考えることで、受け売りではない考えを育む

・文字に書くことで、その場の思いつきではない考え・意見を育む

・「あなたはどうするか?」を問うことで、当事者意識・主体性を育む

・「社会問題についてあなたはどうするか?」問うことで、自分が社会に対して
 何かしうる存在であることを意識あるいは無意識的に理解する

・いまここにはない世界について問うことで、想像力を育む

・物語風にすることで、楽しみながら考える=考えるのは楽しいというマインドセットを育む

・自分とは違う組織、コミュニティととの関わりを問うことで、協調性を育む

・説得するのではなく、させてみることで、自主性と論理性を育む



などなど。まだまだ、内容的なエッセンスはもっとありそうです。


そして、このエピソードを読み、何より心を動かされたのは、
保護者の方が誰でも持つであろう、子どもの将来を思う気持ちや期待を、
この意見文ノートのような、

「生きる力を育む問い」

として包んで、子どもにプレゼントしている点です。



もし、自分に子どもができたとして、
こんなに楽しく、かつ子どもの力になる「問い」がつくれそうかというと・・・
皆目自信がありません。。。。


が、それこそがチャンスかも!?

自分の子どもにこんな教育を受けさせたいと思う親、
あるいは、
自分はこんな教育が受けたいと思う子どもは
沢山いるかもしれません。



誰に対して、自分は、どのような強みを活かして何ができるか。
12歳の子に負けず、私も楽しみながら真剣に考え、見つけていきたいと思います。