29日は久しぶりに少しゆっくり睡眠を取り、
午後からは同期カップルの家で忘年会へ。
7ヶ月の赤ちゃんからも元気と幸せを頂き、今年一年の外出納め。
電車の中で、先日予約をした書籍「PLAYFUL LEARNING」を読んでいました。

まだ読み途中ですが、印象に残った一節があります。
著者の上田信行さん(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授・ネオミュージアム館長)が
ハーバード大学で学んでいた、アメリカのテレビ教育番組「セサミストリート」についての一節です。
※セサミストリート
~HPより~
セサミストリートは、「子どもは社会全体の宝」「子どもたちの可能性がすべてに優先する」という理想のもと、
子育て支援や教育に関する啓発・意識改革を行っていくことを目的に、
米国でつくられた子ども向け教育番組です。

⬆私も子供の頃よく観ていました♪今でもクッキーモンスターのファンです(笑)
以下、書籍からの抜粋です⬇
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(セサミストリートは)他局の番組の魅力に勝たなくてはいけなかったのです。
テレビはチャンネルを変えられたら終わり。
他局では刺激的な漫画をやっていて、それはいつでも脅威です。
だからまずは注意を引かなくてはいけない。
しかも、子供はすぐに飽きるから、物語とか悠長なこと言っていられない。
そこで、飽きかけたら、これでもか、これでもかと、
音楽をガーンと入れたり、人形をバーンと出したりして、
注意を引くようにつくったのです。
さらに、飽きさせないように1分から3分くらいの短いモジュールを沢山つくって
ライブラリにして組み合わせる構成になっています。
(中略)
彼らは「中身をどう並び替え、常に注意を引きながら60分間引っ張っていくか、
という編集力が大事なんだ」と言っていました。
とはいえ、そうしたセサミの番組構成に対して、
「機関銃のようにコンテンツを浴びせ、子どもに何にも考えさせないのではないか」
という批判もありました。
実は、プロデューサーのジョーン・クーニー自身、
「すごく速いテンポでメッセージを送るのは厳密には教育的とは言えないかもしれない」
と語っており、そのことは十分認めていました。
それでもなお彼らは「ABCも読めない」「123もわからない」アメリカの貧困層にいる
子どもたちが、チャンネルを変えることなく見続けたくなる教育番組こそ、
少しでも貧困サイクルを断ち切り、貧困問題を解決することにつながる、
という信念を持ってつくり続けていたのです。
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教育番組をつくる人にとって、
自分たちがつくっているものが、「教育的ではない」と批判されることは
かなりきついのではないかと、近い業界で働く身としては思います。
でも、自分たちは、アルファベットも数字も読めないアメリカの貧困層の子どもが
テレビを楽しく飽きずに観ることで力をつける、そんなテレビ番組をつくるのだ、
という理念を貫き続けた姿勢は、とてもパワフルなものだと感動しました。
理想的には、子どもたちが他の番組にチャンネルを変えずに60分間見続け、
かつ、教育的な番組が創れたらよかったのかもしれません。
しかし、「飽きずに見続ける」ことと、「教育的であること」の両方を同時に
追いかけたら、おそらく、セサミストリートはこんなにも
子どもやその親に支持されなかったはず。
本当に成し遂げたいことのために、
諦めることは諦め、批判は批判として受け止め、
自分たちが注力すべきところに注力する。
そんなパワフルな姿勢を見習いたいです。
そのためにも、自分たちの強みは何か、何に注力するかを
早く見極めていきたいと思います。