「生産性を向上させる」
というと何を思い浮かべるでしょうか。
そのイメージは、次のaとbと
どちらに近いでしょうか?
a「同じ時間で2倍の仕事量をやり遂げる」
b「同じ時間で2倍の付加価値を付ける」
aは、「量/時間」、つまり「仕事の速度」を指し示し、
bは、「質/時間」、つまり「仕事の密度」を指し示している
と言えます。
どちらも「生産性の向上」ですが、
「仕事の速度」に目を向けるのか
「仕事の密度」に目を向けるのかは
大きな違いです。
目指したいのはbの「仕事の密度」を上げることです。
なぜならば、「仕事の速度」=「量/時間」を
極限に高めようとすると、「人間の身体の物理的な壁」に
ぶちあたってしまうと思うからです。
100メートル走のタイムは更新され続けていますが、
ボルトのような選手がどんなに出てきても、
100メートルを1秒で走れるようになる日は来ない、と
限りなく確からしく言えるところでしょう。
一方で、「仕事の密度」=「質/時間」には
高めることに制限がありません。
高めること自体の難易度は「仕事の速度」より高いことが
ままありますが、脳内活動の結果なので、
人間の身体が障害になることはないでしょう。
「生産性を向上させる」とよく聞くフレーズですが、
その言葉から自分は何をイメージし、何に向かって行動をしていくのか。
「速度より密度の原則」を瞬間的に思い起こせるようにします。