自分の力量の範囲を知っているか。 | Mind Shift

Mind Shift

「すべては心(Mind)の持ち方によって変わる(Shift)」

をモットーに、

働くこと、生きること、楽しむこと について

日々の気付きを書いています。


本日も引き続き、お世話になっている研修講師の方のお話です。


営業担当として、講師の方に案件をご依頼すると、

日程としては登壇が可能であっても、

まれに「お断り」をされることがあります。



100名以上いる講師の方の中から、

これまでの経験や講師スタイルを鑑みて、

フィット感を考えてご依頼をしたつもりでも、

「お断り」されてしまうのです。



そうした場合の「お断り」の理由は

「期待される成果を自分は出せそうにない」

という理由がほとんどです。

言い換えれば、

「期待される成果を出すためには、自分以外の人が適任だろう」

ということです。




プロフェッショナルとして

「自分の力量の範囲を知っている」ことに

感銘を受けます。



目の前の「売り上げ」だけを考えれば、

仕事を引き受けた方が収入に直結するはずですが、

「質を担保できない仕事を受けない」という

姿勢を貫いていらっしゃいます。



専門外のことは「分からない」とはっきり

おっしゃる姿勢も、上記の姿勢と共通するところです。



このように時に「お断り」をされる講師の方というのは、

逆に「引き受け」ていただける場合は、

かならずご依頼内容以上の、期待を上回る成果を残してくださいます。


「自分の力量の範囲を知っている」とは、

「できないことを知っている」分、

「できることに集中投下し、高いレベルでやれるようになる」ことに

つながるのだ、と学ばせていただきました。