本日の朝日新聞の夕刊に、
40年に渡り「音楽展望」という評論を書き続けられた
吉田秀和さんを偲ぶ文章が寄せられていました。
これまで存じ上げなかったのですが(汗)、、
小沢征爾さんや中村紘子さんを活躍の道を拓いた方でも
あったようです。
「世評におもねることなく、
自分で考え、自分の言葉で語ろうとした、知の巨人」
とその死を惜しまれていました。
吉田さんの言葉で、強烈な印象を持ったのが
「音楽が聴こえてくるような文章を書きたい」
という言葉です。
何と言う心意気で文章を書かれていた方なんだろうと
思いました。
生の音楽演奏というのは、技巧によらず、LIVEならではの
感動がありますが、普段から生の音楽に触れる機会がある人は
そう多くありません。
聴きたくても機会を持てない人や、
まだあまり音楽に興味を持っていない人に対して
文章だけでその心に感動を届けようとする姿勢が伝わってくる言葉です。
そして、実際に、吉田さんの文章で音楽の虜になった人も多いのだとか。
単に、評論家として対象となる音楽を評論するのではなく、
読む人に、その文章を入り口として、
その音楽の世界へ導き入れるような文章。
文章の目指す姿は、このレベルにあるのか・・・と
目が開かれた気持ちです。
質の違う世界というのは本当に沢山あります。
吉田さんの文章、早速購入して読んでみたいと思います!