今日は「神々の巓」という山岳小説の漫画版を読み始めました。
少し前の朝日新聞で紹介されていたものです。
夢枕獏さんという作家の方が、
「いつか漫画化する機会があったら、
その描き手は谷口ジロー以外にない」
と常々思っていた、という谷口ジローさんが絵を描いています。
「圧倒的な山の量感、登山の細やかなディテール、人物の描写、
これらを描くことができる描き手はそう何人もいる訳ではない。
その、少ない描き手の中でぜひ描いて頂きたかったのが谷口ジロー」
と片思いをし続けていていたところ、
ふとしたきっかけで共通の友人の方が谷口ジローさんに話を持ちかけ、
とんとん拍子で出版が決まったとのことです。
元々、夢枕獏さんと谷口ジローさんは知り合いだったものの、
「自分が直接頼んだら、いやだと思っても、谷口さんは断りにくいのでは・・・」
と夢枕さんは遠慮していたそうです。
それを仲介してくださった共通の友人の方がいなければ、
実現しなかった作品かもしれません。
人のご縁のすてきさを感じるエピソードです。
ずっと思い続けて、ご縁があって実現したコラボレーション作品。
まだ十数ページしか読んでいませんが、
思わず引き込まれてしまいます。
夜更かししすぎないようにしなければ・・・