ここのところ、墨の話が続いていますが、もう一つ。
「武者小路実篤詩集『歓喜』」にのっている詩と出会いました。
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いい墨
いい墨が来た、
みていると
すりたくなるなり
すると画が書きたくなり
かくと墨色が気に入り
嬉しくなるなり。
ねる時枕元に
その墨を持ってきてねるなり。
いい墨を得て
われは子供のように
よろこぶなり。
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ほっこりとした詩のように見えますが、
思わず没入している様子、
何より楽しんでいる感覚が思い浮かぶものでした。
こんな風に自分が没入するものを
強みとして言えるようになりたいです。
それにしても、詩を書き写すときは、やっぱり縦書きの方が
雰囲気/余韻があっていいなと改めて感じました。