今日は寒かったですね~

全国的に寒い1日になると朝からニュースで言ってたけど、確かに寒かった~
年休消化の為に毎日1時間・2時間と早く帰った1週間でしたがいよいよ最後の1時間、今日は映画を観て帰る事にしました~(笑)
近頃大々的に宣伝してる『エクソダス』かティム・バートン監督の『ビッグアイズ』
どちらを観るか考えた結果、上映時間が短い方の『ビッグアイズ』に決定!
この作品は実話を元に描かれたそうなんですが、シザーハンズやチョコレート工場なんかのコスプレ満載ティム・バートンが監督にも関わらずとってもシリアスなテーマの作品なので逆に興味が湧いてました。
1950年後半から1960年代にかけて一斉を風靡した、瞳を大きくデフォルメした子供の絵が巻き起こすお話
始めにこの絵を見た時は異常に大きな目がどこか不気味にも感じたんだけど見てるうちに、物悲しいその表情がとっても印象深くジワーっと染みてくるんですよね~
一斉を風靡したってのもうなづける。
そんなビッグアイズの本当の作者 マーガレットが一人娘を連れて夫の元を離れるところから物語は始まる。
おとなしく控えめなマーガレット。娘と二人、始めて仕事を探し、路上で似顔絵を描きながら頑張る彼女の前に同じく絵描きでありながら陽気で饒舌、人を惹きつける話術を持つウォルターと出会い、一気に恋に落ちてしまった。
2人は結婚し、ウォルターは達者な話術を活かし絵を飾らせてくれるところを探す、何度も断られながらもなんとかジャズバーの廊下に飾らせて貰う。
そこでほろ酔いの客が興味を持ったのはウォルターの絵ではなく、マーガレットのビッグアイズだった。
だが売れるには至らない。
トイレへの廊下という場所が悪い事に苛立ったウォルターが店のオーナーに文句を言うと、逆に絵を小馬鹿にされ、ウォルターの怒りは頂点に

そこで手に取ったビッグアイズの絵でオーナーをバッコーン

その修羅場をカメラに収められた挙句、ゴシップ誌に載ってしまった

これでは彼らの絵を飾ってくれる筈もなく、絵を引き取りに行ったウォルターにオーナーの口から意外な言葉が

「絵が完売」
なんて事!オーナーを殴った絵が話題になり、ビッグアイズを一目見よう、そして手に入れようとお客さんがたくさん

2人は一気にお金持ち。
話題になったビッグアイズを取材にくる記者も来るようになった時、作者にインタビューを求めてくるのは必然!
そんな慣れない状況にウォルターは描いたのは自分だと言ってしまう。
ウォルターは、あれよあれよという間に時の人になり、自分の画廊を開くまでに

当時のアメリカは男性社会だったそうで、女流画家はあまり評価されないご時世だったそう。(今では考えられませんね)
そんなこんなでウォルターは作者の振りして販売担当、マーガレットは裏方に徹して絵を描き続けていくのですが…
ティム・バートン的な奇抜さはなかったけど、オールディーズの音楽やファッションがとってもステキでした。
そして、役者の演技が良かったです

ザッとストーリー前半をお話しましたが、そんなに劇的な題材ではないんですが、コメディタッチでちょっと笑えるんです。
なかなか楽しめました。
『ビッグアイズ』私の勝手な評価は・・・★★★☆3.8
奇抜なティム・バートンが好みな方には物足りないかもしれませんが、シリアスな中にもウィットがあるステキな映画でした。
作中のファッション、音楽や車もステキでした
