久しぶりの映画記事です。
約1ヶ月ぶりの映画鑑賞に行ってきました。
トム・ハンクス主演の『クラウドアトラス』

みなさんは映画を観る時、何を基準に選んでいますか?
私は、ストーリー(原作)>キャスト>監督>ジャンル。 みたいな順序かな~
絶対にこうだ!って言うほどの決まり事ではありませんが、観るか観ないかを決める際にはこの順序を目安にしてるような気がします。
ですが、ストーリー(原作)を知らない・よく分からないって事も多々ありますよね?
そんな時はキャストの比重がかなり大きくなります、そしてそこに監督の好みが加わり選択する訳です。(キャストと監督は入れ替わる事もしばしばですが・・・)

実は今回の『クラウドアトラス』、以前劇場で予告を見た際に、どういう類の映画なのかさっぱりわかりませんでした。
SFだろうという事はわかりましたが、それ以外は????って状態。
それでも、観たくなったんですよね。
その訳は主演がトム・ハンクス、監督がウォシャウスキー兄弟いや姉弟(兄が性転換したらしい)ということで、意味不明な予告を特別なものに感じてしまったからです。
ウォシャウスキー姉弟の映画を観たのは「マトリックス」が初めてで、あの世界観に驚きと衝撃を覚え、シリーズすべてを鑑賞しました。
そして、この映画にはもう一人監督がいます。
トム・ティクヴァ・・・・そんな名前だったんだ~っていうのが本音です(笑)
3人目の監督の名前はブログを書く為に調べたんです、でも名前は初耳でしたがメガホンを取った映画は知ってます。
『パフューム ある人殺しの物語』 数年前の映画ですがこれまた衝撃を受けた作品でした。
ここでは深く説明しませんが、残酷で暗くそして物悲しい独特なストーリー、独特な映像の質感、とにかく印象に残る作品でした。
そんな、3人の監督に加えて、大好きなトム・ハンクスが主演となれば、そりゃ絶対観るでしょ

さて、映画の時代背景は、19世紀から24世紀の間、約500年の間の6つお話が入れ替わり立ち変わり描かれていきます。
今、過去に行ったかと思えば、今度は500年後の未来、そして次は現代へ・・・
私の頭は、この手法について行けず冒頭からの数十分、まとまりがなくて眠くなったりもしました。
でも、3分の1ぐらいのところからだんだんと惹きつけられ、後半はガッツリと見入ってました。

ネタバレしたくないので、深くは申しませんが「輪廻転生」と「人間の尊厳」みたいなものを感じました。
実は私、もう一度観たいと思っています。っていうか観るべきだと。
あと、輪廻転生ということを現す為なのか、キャストのほぼ全員が一人何役も演じ分けています、それは男女の区別なくです。
変な特殊メイクがわざとらしさを醸し出してて、コメディ?と思わず笑いたくなるような登場人物もいましたけどね(笑)
今のは誰だったの?って考えるのもこの映画の楽しみ方の一つかもしれません。

『クラウドアトラス』 
私の勝手な評価は・・・・★★★★4つです。
マイナス要因は冒頭の判りづらさです、これがこの3人の監督の持ち味かもしれませんが、私は眠くなってしまいましたので
もう一度、鑑賞する予定なので評価は変わるかもしれませんが今のところは星4つです。

3時間近くの長丁場なのでご覧になる方は気合いを入れてどうぞにひひ