今日は映画ではなく、最近ハマってる「十二国記」という小説をご紹介。
ご存知な方にすれば、今頃?って言われそうですが・・・
作者は小野不由美さんです。
20年ほど前に始まり、まだ完結してないという、超長編作品です
恥ずかしながら私、この作家さん知りませんでした
この小説のジャンルはウィキペディアによりますと“ハイファンタジー”というジャンルらしいです
少しかじった私の個人的な印象はSF、ミステリー、ダークファンタジーがミックスされたような感じですかね~
友人が「十二国記」を読んでるのは知ってましたが、そんなに興味なかったので、スルーしてました
ところが、CSの無料放送の日に「十二国記」という題名のアニメを見つけてチラッと、ホントにチラッと10分程度見たところ、現代人みたいだけど昔っぽくもあり、中国風でいて違うような、そしてねずみが人間並みに大きくて人間としゃべったりと、ちょっと不可解なアニメで途中から見てもさっぱり訳がわからない
でも、どこか惹かれるものがあって、友人に聞いたところ、’みんぶーさん好みかもよ♪’って答え。
その友人も数年前に薦められて好きになったという事だったんだけど、若干重めな印象があるのでとっつきにくいかもしれないし、入り易いという事で、アニメ化されたものを借りて見始めたのがはじまりでした。
見始めた時は確かに、アニメ自体の絵もあまり好きじゃなかったし、物語の舞台もファンタジーというものからはかけ離れた重たい雰囲気で、これを見続けることが出来るかしら?って思ったほどだった。
でも1話2話と進むうちにその感情はぜんぜん違う物に変っていったの。
『十二国記』というお話はその名の通り12の国から出来た異世界のお話で、現在、7・8作出版されてるようだけど(違ったらごめんなさい)、一つ一つの国を舞台にしてそれぞれの別の主人公を描いた物語が続いてて、
主人公が変るので繋がってないように思えるけど、大きな意味では繋がってる感じです。
最初の章は『月の影 影の海』というお話で、時は現代、舞台は日本、普通の女子高生を主人公として物語は始まっていく。
ごく普通の家庭に育った優等生の女子高生‘陽子’その陽子のいる教室にいきなり変な格好をした金髪の男が現れたかと思うと、貴女が自分の主人だ!と言われ、見たことも無い変な怪物に襲われながら、金髪男に異世界に連れて行かれたかと思ったら、金髪男とはぐれ、色々な困難に巻き込まれる。
そんな中で人の心の醜さやずるさ、そして人間不信に陥るほどの辛い状況に見舞われ人間らしさを見失いそうになりながらも、大きな優しさに触れて、自分を取り戻す。
そして、本来自分はこの世界の人間で12の国の中の一つ「慶」という国の王であると知らされ・・・・
と、まぁこんな具合に話は進みます。
アニメ版の『月の影 影の海』を見終わって、次の章、「戴」という国のお話である『風の海 迷宮の岸』も見終えた時、少し物足りなさを感じて友人に尋ねたら、原作を読むと納得出来ると言われたので、早速『風の海 迷宮の岸』をAmazonで購入。
そして今、通勤時間を利用して毎朝読んでいます。
原作を読んでみて、アニメもなかなか忠実に出来てる事もわかったし、アニメから入ったお陰で異世界の状況や雰囲気、登場人物もすんなり飲み込めました。
アニメから見て正解だったな~なんて思ったりもしてます。
あ、原作はしっかり丁寧に詳細に書かれてて面白いですよ、もちろん。
今読んでる『風の海 迷宮の岸』を読み終わったら、この章の番外編という『魔性の子』を読みます(既に購入済みです
)
そしてアニメもまだ続きがあるので、そちらもね
アニメは全48話って言ってたかな、それでも現在出版されてるものすべては描かけなくて、途中で終わってるとか。私はまだ全部見てないのでよくわかりませんが
原作は現在のところまだ完結しておらず、しかも続編はいつになるのかもわからない、にも関わらず、続きを待つファンの多い事に驚きつつも、自分もそのファンの一人に確実になってしまった(笑)
基本、SFやファンタジーが大好きだし、中でもダークファンタジーってとても魅かれるので、友人の思惑通りドンピシャでハマッた訳ですが、この『十二国記』、映画化すればいいのに!なんて思ってます。
“指輪物語”よりも希望があり、“ナルニア”よりも大人向け、そんな映画になるんじゃないかな~
なんといっても、世界観が素晴らしいです
麒麟という架空の動物(そうです、あのキリンビールのキャラクター)が存在し、国王と共に生きて行く。
そして、その国王はどうやって選ばれるのか。。。
とにかく、読めば読むほど、引き込まれる物語なので、部分的に映画になっても面白いはずです。
そんな、不思議な小説『十二国記』
もしも、興味を持たれたなら、是非お読みください!
そしてアニメという媒体が嫌いでなければ、解り易いので『月の影 影の海』だけでもアニメからご覧になる事をお勧めいたします