先日のアカデミー賞で惜しくも作品賞を逃したこの作品。
数ヶ月前から、興味があって公開されたらすぐ観ようって思ってたのね。
そこで昨日、映画の日だし他にも用事があったので思い切って半休取って観てきました
本当は3Dで観たかったんだけど、3Dは吹替しかなくて、仕方なく2Dの字幕で鑑賞。
会社でお昼を済ませ、一旦家に帰ってから映画館に行ったんだけど、食後の程よい時間に行ったのが若干失敗でした!
映画が始まり、30分ほどで眠気が来るわ来るわ
マジで辛かった
さて、本題に入りますが(笑)
物語の時代背景は多分フランスはパリ。
戦争の傷跡が残る、辛く暗い世の中から少し復興の兆しがみえる頃。
人々が、せわしなく先を急ぐ駅が舞台。
駅の中央にそびえる大きな時計塔。
その時計の文字盤の隙間から駅構内を隅から隅まで観察する男の子。
大きな犬を連れた鉄道保安官、仕入れた花を運ぶ素敵な花屋の女性、ミニチュアダックスフントを連れたカフェのオーナーらしきマダム。
駅構内の朝の風景。
そして、その少年は構内の小さなおもちゃ屋を見つめ、そしておもちゃ屋の初老の主人の動きを観察、その主人はゼンマイ仕掛けのネズミのおもちゃのネジを巻き動かした。
すると少年は突然走り出し、迷路のような時計塔から滑り出ておもちゃ屋のそばに行き、息をひそめ様子を伺う。
おもちゃ屋の主人が目を離した隙に、意を決してゼンマイ仕掛けのネズミをめがけ、手を伸ばす。
すると、その仕業を待ち構えていたようにおもちゃ屋の主人が少年の手を掴む
捕まった~
主人が少年のポケットの中身を出すように言うと、そこにはゼンマイやバネ、ネジなどのガラクタが沢山入っていた。
そして、もう一方のポケットには機械人形の設計図のようなノート。
そのノートを見た主人は何故か愕然とするが、ショックを隠しながらも少年を問いただす。
今まで何度も盗みを働き、盗んだガラクタをどうするのか?
そしてこの機械人形の設計図は誰が書いたのか?
謎が沸いてきますね~。
その謎の重要なアイテムのひとつが予告にも出てくる機械人形。
これが、いい味出してます。
駅構内の大きな時計のネジを巻き、列車と人々の為に狂う事のないよう時間を合わせる。そんな大事な仕事を毎日欠かさずやり続ける不思議な少年ヒューゴとガンコなおもちゃ屋の主人、この2人が導く哀愁を感じつつ心温まる物語です。
ヒューゴを演じる少年、名前はよく覚えてないけど吸い込まれるような青いキレイな瞳が印象的な男の子、少し憂いを含む演技がよかったです。
そして、そのヒューゴの唯一の友達となる、おもちゃ屋の主人の娘役を演じたヒロインの女の子、昨年DVD鑑賞でとっても印象に残ってる『キックアス』に出ていた少女です。この少女の成長ぶりを見る事も今作を楽しみにしていたもう一つの理由でした。
時の流れというものは、こんなに早いのでしょうか?
あの時、ニコラス・ケイジの娘役で大人顔負けのアクションで悪者をバッタバッタと殺しまくる(笑)あの可愛い女の子が、わずか1・2年でステキな少女へと変貌していました、もう本物の女優です。
『ヒューゴの不思議な発明』
私の勝手な評価は・・・・・★★★星3つです
これでも甘めの評価、映像とヒロインの良さでおまけしてます。
物語の中盤の中だるみが酷かった。
眠気の原因が私の満腹具合も多分に作用しているのは認めますが、もうちょっとお話のメリハリが欲しかった。
物語の導入部はなかなかよかったのですが途中、眠気が勝る部分がチラホラ。
後半、謎を解明して少しずつ確信に近づく辺りで持ち直すという感じ。
残念ながら、私は心揺さぶられませんでした
原作は世界でベストセラーになったらしく、この映画、子供から大人まで家族で楽しめるってなってたはずなんだけど、子供にこのニュアンスが解るんだろうか?という疑問が沸いてきてしまった
まぁ、マーティン・スコセッシによるファンタジーって所が既に無理があるような…
でも、アカデミー賞では映像、音響に関しての賞をいくつか穫っているだけあって、カメラワークや映像美は素晴らしかったです。
かなり好みが分かれる作品だろうと思います。
映像に関しては3Dで観た方が良かったんだろうなって感じです(田舎は3Dの字幕はないようです)
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